ステージレース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 09:52 UTC 版)
「ロードレース (自転車競技)」の記事における「ステージレース」の解説
複数日(厳密には複数のステージ)にわたってレースを行い、各日ごとにゴールまでの「順番」を争うほか、「最終的な所要時間」「ゴールまたはコース途中の指定地点での通過順におけるポイント」「指定された山岳および峠での通過順におけるポイント」など複数の分野で総合成績を競う。UCIの略記では「2.xx」と表記され、「2.UWT」(UCIワールドツアー)、「2.Pro」(UCIプロシリーズ)、「2.1」「2.2」(UCIコンチネンタルサーキット)などに分類される。 ステージレースの最高峰として位置づけられるレースは総称してグランツール(対象レースは下記参照)と呼ばれる。グランツールは15日以上23日以内、途中休養日を2日含むという規定があり、現在のグランツールはプロローグを含めた21ステージ+休養日2日の23日間程度で行われる例が多く、概ね3週間程度の期間に亘って開催される。この他、ステージレースとしては主流をなす、1週間前後で終了するものや、数日間程度のレースも含まれ、要は1日では勝負が決しないレースを総称して呼ばれる。 過去のステージレースでは1日1レースとは限らず、ハーフステージと呼ばれる形式で1日の中で2レースが行われることもあった。タイムトライアルステージがある時にこの形式を採用したことが多く、この場合は主に「第□ステージa」、「第□ステージb」(□は同一の数字)などと表記される。現在ではほとんど行われていない。 複数の国で開催されるレースもある。ツール・ド・フランスも例外ではなく、途中でイタリア、スイス(アルプス山脈を越えるため)、スペイン(ピレネー山脈を越えるため)国内に入るステージが設けられることがある他、過去にはイギリス、ベルギー、ドイツ等の国でレースが行われたこともある。2009年のツール・ド・フランスでは、モナコ、アンドラで行なわれるステージもある。また、下記に挙げるビンクバンク・ツアー(旧エネコ・ツアー)は、レース開催を通じて、開催国間の友好関係を深めるという意味合いも込められている。
※この「ステージレース」の解説は、「ロードレース (自転車競技)」の解説の一部です。
「ステージレース」を含む「ロードレース (自転車競技)」の記事については、「ロードレース (自転車競技)」の概要を参照ください。
- ステージ・レースのページへのリンク