スキーブーム下における他産業の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:12 UTC 版)
「スキーブーム」の記事における「スキーブーム下における他産業の対応」の解説
1992年、東京ディズニーリゾート(TDL)の客が減ったため、オリエンタルランド側のCMで、「スキーよりミッキー」という宣伝を行った。このCMのストーリーは、スキーに向かう途中の車の中で、渋滞にうんざりする仲間のうちの一人の女性が「スキーよりミッキー」と突然言い出し、スキー板を積んだ車のまま、ディズニーランドの駐車場の入り口に同様の車が向かうというもので、スキー業界の人々に驚きを与えた。事実、スキーブームには前述のSSAWSが近隣に出来た事から、TDLの入場者数が減っていた。 楽器メーカーでは、ヤマハが音源内蔵シーケンサーQY10を1990年に発売している。これは、「スキーバスの中に持ち込んで手軽に作曲が楽しめるもの」というコンセプトの下で設計されている。 自動車メーカーでは、先述の映画で劇中に登場したGT-FOURがヒットした他、スバルのステーションワゴン「レガシィ」(1989年発売)が"金曜夜に高速道路を走り、朝からスキーを愉しむ"というライフスタイルにマッチしたことや、雪道の走行に不可欠な4WDやターボといった機能を搭載していたことなどで爆発的に普及した。また各社がこれに追随しワゴンのカテゴリに力を入れる結果となった(三菱RVRなど)。現代のSUVにつながるRVという区分も一般化した(パジェロなど)。 アマチュア無線では、当時まだ一般的でなかった携帯電話にかわってゲレンデでの連絡手段や、仲間同士の交信手段として車載されるなどした結果、基地局が増加した。パーソナル無線や省電力トランシーバーも売上を伸ばした。
※この「スキーブーム下における他産業の対応」の解説は、「スキーブーム」の解説の一部です。
「スキーブーム下における他産業の対応」を含む「スキーブーム」の記事については、「スキーブーム」の概要を参照ください。
- スキーブーム下における他産業の対応のページへのリンク