ジューク (バンド)とは? わかりやすく解説

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ジューク (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 14:43 UTC 版)

ジューク
JUKE
渋谷「屋根裏」でのライブ(1980年頃)
基本情報
別名
  • マッドブルースバンド
  • ワンモアドリンクブルースボーイズ
出身地 日本 東京
ジャンル
活動期間 1978年 - 1983年
レーベル 日本 Dead Ball(VIVID SOUND)
メンバー
  • 土屋徹(ギター)
  • 中根義之(ギター)
  • 松竹谷清(ヴォーカル、ギター)
  • 石川二三夫(ヴォーカル、ブルースハープ)
  • 石川龍一(ヴォーカル、ベース)
  • 大平幹久(ドラムス)

ジューク英語: JUKE)は1978年から1983年まで首都圏を中心に活動した日本ブルースバンド

概説

1973年に石川嘉信、石川龍一、茂木弘幸の3人でジュークの前身となる「マッドブルースバンド」を結成。同年に土屋徹、青木幹夫も加入して本格的に活動を開始する。翌1974年に青木が脱退し石川の弟である二三夫が加入。同年にサンスイコンポーネントステレオの広告に起用され、週刊プレイボーイ週刊平凡パンチGOROに掲載される。翌1975年に石川嘉信が脱退し中根義之が参加したのを機にバンド名を「ワンモアドリンクブルースボーイズ」に変更し首都圏のライブハウスで3年間活動。

1978年に茂木が脱退しバンド名をリトル・ウォルターの曲にちなんで「ジューク(JUKE)」に変更[1]。以降、活動を活発化させる。1981年に土屋が脱退し金井肇が短期間ながら加入、固定していなかったドラムスに元「永井隆とブルーヘヴン」の大平幹久が加入し安定したサウンドを確立させた。同年に金井と中根が脱退し松竹谷清が加入する。1980年頃から元ウシャコダの菅野賢二がほとんどのステージでゲストとして演奏に参加した。

1982年VIVID SOUNDのDead Ballレーベルからファーストアルバム『REAL LIVE!』(原宿クロコダイルでのライヴ盤)をリリース。近藤房之助の在籍したブレイクダウンや永井隆とブルーヘヴン、吾妻光良とスゥインギンバッパーズ、ウシャコダなどとともに当時の日本のブルースシーンを支えた。同年、全国ツアー終了後に解散。石川二三夫はシカゴへ渡り音楽活動を続け、松竹谷清はTOMATOSを結成して「TOKYO SOY SOURCE」などで活動している。

メンバー

名前 担当 生年月日 出生地 在籍時期 備考
土屋徹 ギター (1952-09-16) 1952年9月16日(72歳) 長野県軽井沢町 1978年 - 1981年
中根義之 ギター (1954-12-13) 1954年12月13日(70歳) 広島県神石高原町 1978年 - 1981年
松竹谷清 ヴォーカル、ギター (1957-06-29) 1957年6月29日(67歳) 北海道札幌市 1981年 - 1983年
石川二三夫 ヴォーカル、ブルースハープ (1957-12-23) 1957年12月23日(67歳) 東京都江戸川区 1978年 - 1983年
石川龍一 ヴォーカル、ベース (1952-06-19) 1952年6月19日 東京都江戸川区 1978年 - 1983年 1994年11月24日に死去、42歳没。
大平幹久 ドラムス (1953-02-22) 1953年2月22日(72歳) 東京都目黒区 1981年 - 1983年

アルバム

  • 『REAL LIVE!』(1982年、Dead Ball)- ファーストアルバム。「KIYOSHI with JUKE」名義。原宿クロコダイルでのライヴ盤。
  • 『GOTTA MOVE ON UP/A BLUES ANTHOLOGY:TOKYO Vol.1』(1989年)石川二三夫、石川龍一収録。
  • 『TOKYO BLUES YESTERDAY vol 2』(2023年)初期ジューク収録。

ライブビデオ

関連文献

  • 雑誌『週刊プレイボーイ、週刊平凡パンチ、隔週刊GORO』1974年に掲載されたサンスイステレオCMのマッドブルースバンド
  • 雑誌『月刊 宝島臨時増刊号ROCKERS 1983 1983年1月1日発行 (JICC)
  • 雑誌『月刊ブラックミュージックレビュー』1982年~1983年 (ブルースインターアクションズ)
  • 雑誌『月刊ミュージックマガジン』1982年 (ミュージックマガジン)
  • 雑誌『月刊 Player』1982年(プレイヤーコーポレーション)

脚注

  1. ^ リトル・ウォルター1952年8月にファーストシングル「Juke」を発表している。

外部リンク


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