ショー砦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/20 15:35 UTC 版)
モンタナ準州のショー砦は1867年の春に設立された。サン川渓谷のグレートフォールズ西に位置し、1865年に連邦議会によって建設を承認された3箇所の基地の一つだった。モンタナ準州の他の2つの基地とは、ジュディス川のキャンプ・クックと準州南中部のボーズマン・トレイルにあるC.F.スミス砦だった。ショー砦は、南北戦争の時に結成された最初のアフリカ系アメリカ人連隊の一つ、第54マサチューセッツ連隊を指揮したロバート・グールド・ショーに因んで名付けられ、第13歩兵連隊によって日干しれんがと木材を使って造られた。この砦には400フィート (120 m)四方の閲兵場があり、士官用宿舎、病院および交易基地があり、450名の兵士を収容できた。1868年に完成し、その兵士は主に、ミズーリ川の航行可能な上限であるベントン砦から準州南西部の金鉱地域までの主要供給線であるベントン・ヘレナ道路の護衛に使われた。この砦は1891年まで軍関係者に占められた。 軍事基地としての役目を終えたショー砦は、政府が若い先住民族の工業訓練を行う学校に変えた。フォートショー・インディアン工業学校は1892年4月30日に開校した。この学校には一時期、17人の教員、11人のインディアン補助員および300人の生徒がいた。学校には軍隊が建てた建物のうち20戸以上が使われた。
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