ショート‐スリーパーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ショート‐スリーパーの意味・解説 

ショート‐スリーパー【short sleeper】

読み方:しょーとすりーぱー

1日睡眠時間6時未満足りる人のこと。→ロングスリーパー


ショートスリーパー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/02 05:33 UTC 版)

ショートスリーパー英語: short sleeper)とは、短い睡眠時間で健康を保っていられる人間のことであり、短眠者(たんみんしゃ)ともいう。

概要

一日の平均睡眠時間は7-8時間程度が健康的とされるが、6時間未満でも生活できる人間がいる。

ナポレオンエジソンは4時間、フランツ・ヨーゼフ1世は3時間しか眠らなかったという説があるが[1]、真偽のほどは不明である。

ショートスリーパーで、日本の芸能人である武井壮は、2時間の睡眠が通常の人の12時間睡眠に匹敵する程のレム睡眠の少なさと言う特殊な体質の為、物心が付いてから4時間以上の睡眠を取ったことが無いということが番組の検証[要検証]で明らかとなっている[要出典]

逆に、長時間の睡眠を要する人間のことを、ロングスリーパーという。

特徴

ショートスリーパーは、平均的な睡眠時間(7-8時間)の人間と比べて、レム睡眠が圧倒的に少ない。ノンレム睡眠の時間はほとんど差が無い。その為、通常の人よりも睡眠時間が短くても、特段不調を訴えることはないとされる。睡眠専門医の多くは、睡眠時間は遺伝子で決められているため、睡眠時間を縮めることは不可能だと指摘している。年齢によっても睡眠時間は変わることがあり、若い時は睡眠時間が長く、高齢になるにつれ短くなる傾向がある。睡眠サイクル(体内時計)が乱れると、睡眠時間が長くなることがある。季節でも睡眠時間に変化はあり、夏は冬より短くなる傾向がある。

ショートスリーパーの発言

8時間練習するとするだろう、仕事に8時間必要だな、それにちょっと遊ぶ時間もいる。だから3時間以上寝ていたら練習できないぞ — 『澤井健一の遺産 太気拳で挑む』高木康嗣著 福昌堂 P40より
  • 星一がエジソンに会った時の会話
星「あなたはどうしてそんなに発明が出来るのでしょうか?」
エジソン「考えれば誰でも出来る」
星「考える時間をどうして生み出しているのですか?」
エジソン「寝なければ8時間あるじゃないか」
星「どうして寝ないことが出来るのですか?」
エジソン「それは食物を少なくすれば出来る」
—  『健康への道』二木謙三著 致知出版社 P296より
「人間は二時間寝れば沢山だ」「那破烈翁は四時間しか寝なかつたさうだが、四時間寝るのを豪がる事は無いさ」
—  内田魯庵「鴎外博士の追憶」より[1]

不眠症との違い

ICSDでは、提案段階の分類に、Short Sleeper(307.49-0)に分類されている。不満を訴えることはないと記載されている。

日中の苦痛がある場合に不眠症である。『精神障害の診断と統計マニュアル』(DSM-IV-TR)の原発性不眠症の鑑別診断の項に、疲労や集中力の低下などの症状がない場合には、短時間睡眠者であり不眠症ではないとしている[2]。その場合には、正常な短眠者である[3]

出典

  1. ^ “ドナウ川に抱かれた音楽の都 オーストリア・ウィーン”. BS日テレ「世界水紀行セレクション」 (日本テレビ放送網). (2013年2月6日). http://www.bs4.jp/w_mizu_selection/onair/41/ 2018年8月7日閲覧。 
  2. ^ DSM-IV-TR §原発性不眠症-鑑別診断
  3. ^ アレン・フランセス『精神疾患診断のエッセンス―DSM-5の上手な使い方』金剛出版、2014年3月、187頁。ISBN 978-4772413527 

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ショート‐スリーパー」の関連用語

ショート‐スリーパーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ショート‐スリーパーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのショートスリーパー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS