シャーシ型式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 08:32 UTC 版)
「いすゞ・キュービック」の記事における「シャーシ型式」の解説
コンベンショナルなシャーシレイアウトのLV2/3系は、当初はツーステップのみで低床車はタイヤ小径等の対応であったが、更なる低床化へは低床専用シャーシを用いたLV8系が1992年(平成4年)、V型8気筒8PD1を右後に寄せて搭載したフルワンステップ(超低床車)U-LV870Lとして追加され、本格的な低床化が始まる。 バス低床シャーシとは、前後車軸共トレッド間の高さを低めたセンタードロップアクスルと、後軸パワートレーンについてはハブリダクションやトランスファ等のギヤボックスを用い、エンジンを隅に追いやるレイアウトを採用したものをいう。 1998年(平成10年)には、直列6気筒6HE1型エンジンを後面に寄せて横置き搭載した(後に登場するエルガtype-Bも同一)フルノンステップバスのLV832系が登場する。 高コストの低床専用シャーシに対し、後半分をコンベンショナルなパワートレーンに戻した、低コスト普及版の前中ワンステップバスはKC-代から標準展開されたが、ワンステップバスの構造をベースとする前中ノンステップバスはエルガtype-Aを待たなければならなかった。 P-LV/U-LV系のエンジンは水平式直列6気筒で、高出力エンジン6RB2型はCQM/CQA系のエンジンをそのまま搭載した。KC-LV系のエンジンは排ガス規制対応のため、路線バスでは珍しいV形8気筒の8PE1型を採用し、高出力エンジンはチューニングで対応する。 1.LV エンジンP-LV系6QA2型(220ps):P-LV214/P-LV314系 6RB2型(275ps):P-LV218/P-LV318系 U-LV系6QB2型(230ps):U-LV224/U-LV324系 6RB2型(275ps):U-LV218/U-LV318系 8PD1型(240ps):U-LV870L(ワンステップ) KC-LV系8PE1-S型(285ps):KC-LV280/380/880系 8PE1-N型(240ps):KC-LV280/380/880系 8PF1型(240ps):NE-LV288系(CNG) 6HE1-TCN型(230ps):LV832系(ノンステップ) ホイールベースP-LV/U-LV系(U-LV870Lを除く)K尺:4.7m L尺:5.0m M尺:5.2m N尺:5.5m Q尺:6.0m(U-LVでは、自家用のみの設定。路線は改造扱い)5種類と他社の大型車に比べ多めの設定。 K尺にはショートフロントオーバーハング車があり、車体長は6種類になる。 U-LV870LL尺:4.8m KC-LV系L尺:4.8m N尺:5.3m Q尺:5.8mKC-LV系からホイルベースは3種類になる。 サスペンション 型式の先頭の数字が2ならエアサス、3の場合はリーフサス(板バネ)。超低床は8。 2.LT エンジンP-LT系6BG1 U-LT系6HE1 KC-LT系6HH1 KK(KL)-LT系6HH1 ホイルベース4.3m サスペンション型式の先頭の数字が2ならエアサス、3の場合はリーフサス(板バネ)。
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