サーバサイドの非中立性とのバランス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 23:12 UTC 版)
「ネットワーク中立性」の記事における「サーバサイドの非中立性とのバランス」の解説
また、インターネットは既に平等な競争の場ではなくなっているという指摘もある。すなわち、大企業は高性能のサーバ群と広帯域の回線でインターネットに情報を発信しており、中小企業に対して優位に立っているという指摘である。低速なアクセスやプロトコルを限定したアクセスの価格を下げれば、そのようなレベルのサービスで十分だという個人や企業のニーズを満たすことになり、より中立的だという。ネットワークの専門家 Richard Bennett は「裕福なウェブサイトはISPとの間で高速にデータ転送しており、そこから先は平等に扱って欲しいと考えている。Googleがブロードバンド中立性と呼ぶこのようなシステムは、実のところより根本的な不公平を抱えている」と記している。 ティム・ウーはネットワーク中立性の支持者だが、現状のインターネットはベストエフォート的実装であり、リアルタイム性を要求する通信よりもファイル転送などの用途に適しているという意味で中立ではないと主張している。
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