サムスン復帰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:09 UTC 版)
2019年8月6日付で、古巣のサムスン・ライオンズへ復帰した。推定年俸6億ウォンという条件で契約したものの、前述したマカオでの違法賭博による72試合の出場停止処分が適用されたため、同年中の実戦登板は見送られた。このため、右肘遊離体の除去手術を受けた後に、手術箇所のリハビリへ専念した。 2020年6月9日付で上記の処分が解除されたことを受けて、同日のキウム・ヒーローズ戦8回表に復帰後初登板。KBOの公式戦としては2013年10月2日以来6シーズン振りの登板で、6月16日の対斗山ベアーズ戦では復帰後初セーブを挙げた。KBOの公式戦では2013年9月24日以来2457日振りのセーブで、KBO/NPB/MLBの公式戦における通算400セーブも同時に達成した。8月13日の同カードでシーズン9個目のセーブを記録したことによって、アジア圏出身の投手としては岩瀬仁紀(現役時代はNPBの中日にのみ所属)を上回るKBO/NPB/MLB公式戦通算408セーブを達成。シーズン通算でも、抑えとして公式戦37試合に登板すると、27セーブ、防御率2.52という好成績を残した。 2021年には、4月25日の対起亜タイガース戦で、KBO史上初の公式戦通算300セーブを達成。39歳で迎えた7月には、2020東京オリンピック(前述の北京以来3大会振りに野球が正式競技に組み込まれた夏季オリンピック)の開催が確定したことを受けて、既に本戦への出場権を得ていた野球韓国代表へ急遽招集された。韓賢熙の代表辞退に伴う追加招集ながら、横浜スタジアムで催された本戦では、1次リーグの対イスラエル戦(7月30日)および、ドミニカ共和国との3位決定戦(8月7日)に抑えとして登板。3位決定戦では1点リードの8回裏から登板したものの、1イニング5失点という乱調で逆転負けを喫したため、北京大会以来自身2度目のメダル獲得はならなかった。オリンピック閉会後はサムスンの抑えとして活躍、44セーブで韓国では9年ぶり6度目の最多セーブの個人タイトルを受賞した。
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