コレクション・活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 06:05 UTC 版)
「大阪中之島美術館」の記事における「コレクション・活動」の解説
大阪市は、大阪市立美術館にある古代美術・東洋美術コレクションのほかに、19世紀以降の近代美術・現代美術のコレクションも形成している。収集方針は以下のとおり定められており、それに沿ったコレクション形成がなされている。 佐伯祐三を中心とする近代美術の作品と資料エコール・ド・パリの作家など 大阪と関わりのある近代・現代美術の作品と資料日本画の北野恒富・島成園、写真の安井仲治、現代美術の吉原治良や具体美術協会の作家など 近代・現代美術の代表的作品と資料アメデオ・モディリアーニやコンスタンティン・ブランクーシ、ゲルハルト・リヒターなど 大阪と関わりのある近代・現代デザインの作品と資料早川良雄の作品や資料など 近代・現代デザインの代表的作品と資料アーツ・アンド・クラフツ運動、アール・ヌーヴォー、ウィーン工房、デ・ステイル、バウハウス、アルヴァ・アアルトの作品など。ここには閉館したサントリーミュージアム天保山が所蔵していたアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックやアルフォンス・ミュシャなどを含むサントリーポスターコレクションも含まれる。 アメデオ・モディリアーニ『髪をほどいた横たわる裸婦』(1917年) 佐伯祐三『郵便配達夫』(1928年) ウンベルト・ボッチョーニ『街路の力』(1911年) 大阪中之島美術館は、デザイン作品・資料収集の一環として、大阪に集積する家電企業・住宅建材企業などの工業デザイン製品の「記憶」(黎明期・発展期の家電デザイン関係者のオーラルヒストリー)と「記録」(製品の情報)を蓄積・紹介する「インダストリアルデザイン・アーカイブズ研究プロジェクト」(IDAP)を推進している。2014年秋に、当時の大阪新美術館建設準備室・パナソニック株式会社・京都工芸繊維大学の産学官三者連携事業として始まり、後に他の企業や研究機関との協力関係を築くためにIDAPの推進母体として「インダストリアルデザイン・アーカイブズ協議会」を設置した。IDAPは戦後日本の鉱業デザインに関する記録や情報を収集しウェブで発信しているほか、シンポジウムなどを開催している。
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