コネクションレス型およびコネクション型モード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 16:55 UTC 版)
「パケット通信」の記事における「コネクションレス型およびコネクション型モード」の解説
パケット交換は、に分類することができるコネクションとしても知られるパケット交換、 データグラム切り替え、及びコネクション型としても知られる、パケット交換仮想回線切替。 コネクションレス型システムの例としては、 イーサネット 、 インターネットプロトコル (IP)、およびユーザーデータグラムプロトコル (UDP)がある。 接続指向のシステムには、 X.25 、 フレームリレー 、 マルチプロトコルラベルスイッチング (MPLS)、および伝送制御プロトコル (TCP)が含まれる。 コネクションレスモードでは、各パケットは宛先アドレス、送信元アドレス、およびポート番号でラベル付けされる。 パケットのシーケンス番号でラベル付けされる場合もある。 この情報により、パケットが宛先までの経路を見つけるのに役立つ事前に確立されたパスが不要になるが、パケットヘッダーにはより多くの情報が必要になるため、サイズが大きくなる。 パケットは個別にルーティングされるが、異なるパスをたどることにより、 順序どおりに配信されないことがある。 宛先では、パケットのシーケンス番号に基づいて、元のメッセージが正しい順序で再構成される。 したがって、ネットワークはコネクションレス型ネットワーク層サービスしか提供しないが、 バイトストリームを運ぶ仮想回線がトランスポート層プロトコルによってアプリケーションに提供される。 接続指向の送信では、パケットが転送される前に、通信のパラメータを確立するためのセットアップフェーズが必要である。 セットアップに使用されるシグナリングプロトコルにより、アプリケーションはその要件を指定し、リンクパラメータを検出できる。 サービスパラメータの許容値は、ネゴシエートされる場合がある。 転送されるパケットには、アドレス情報ではなく接続識別子が含まれる場合があり、このコードと、パケットごとに異なる長さ、タイムスタンプ、シーケンス番号などの情報を含めるだけでよいので、パケットヘッダーを小さくできる。 この場合、宛先へのルートが発見され、接続が通過する各ネットワークノードのスイッチングテーブルにエントリが追加されるときに、接続セットアップフェーズ中にのみアドレス情報が各ノードに転送される。 接続識別子を使用する場合、パケットをルーティングするには、ノードがテーブルで接続識別子を検索する必要がある。 TCPなどの接続指向のトランスポート層プロトコルは、基盤となるコネクションレス型ネットワークを使用して接続指向のサービスを提供する。 この場合、 エンドツーエンドの原則により、ネットワーク自体ではなく、エンドノードが接続指向の動作に責任を負うことが規定されている。
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