グローバル 6000
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「ボンバルディア グローバル・エクスプレス」の記事における「グローバル 6000」の解説
グローバル 6000は、2011年5月にXRSから改名されたモデルである。その時点でグローバルシリーズには5000があり、さらに7000と8000の開発が公表されていたため、その間に入る名前となった。XRSとの最大の違いはコックピットシステムである。初代グローバルやXRSはコックピットシステムにハネウェルのPrimus 2000を用いていたが、6000はロックウェル・コリンズのPro Line Fusionを導入した。これにより、航路管理に必要なRNP、管制官パイロット間データ通信(英語版)、ADS-Bなどの機能が追加された。 6000はガルフストリーム G650に次ぐキャビン容積をもっている。キャビンは3区画あり、乗客は12~16人仕様が一般的である。機内構成は、前方にシングルシート4席、中央に二人がけのシートが2台、後方に3人用ソファ1台とシングルシートが2席という配置が多い。また、前方にギャレーと乗員用の座席やトイレを備えていることが多く、後方には窓付きのトイレを備えている。飛行中でも出入り可能な最後尾の荷物室へは後方トイレを通って入る。また、XRSに比べて防音性や与圧性能も改良されている。 顧客への最初の引き渡しは2012年3月31日に行われた。 グローバル 6000の価格は、6,230万ドル(2018年6月時点)。
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