グローバル 6500
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「ボンバルディア グローバル・エクスプレス」の記事における「グローバル 6500」の解説
グローバル 6500は、2018年5月27日、EBACE(ヨーロッパ・ビジネス航空博覧会)開催地のジュネーブでグローバル 5500と共に公表された。6500は現行の6000のエンジンを換装し翼を再設計することで航続距離を伸ばし、また電子機器を最新にしたモデルである。価格は5,600万ドルである。当面、6000と6500は併売される。2019年9月24日にカナダ政府から型式証明を取得し、顧客への引渡しが始まった。同年12月にはアメリカの型式証明も取得した。 主な特徴には以下のものがある。 エンジンはロールス・ロイス・ドイツ製の新開発エンジンであるpearl 15に換装され、推力は2.5%増の15,125 lb(67.3 kN)となる。また翼の後縁部を再設計し、空力特性や高速性能を改善した。これらの改良で最高速度はマッハ0.90に増加するが、燃料消費は13%減少する。また航続距離は1,111km増の12,223kmとなった。 ロックウェル・コリンズ製のコックピットシステムは赤外線映像と他の合成画像を一つの視界の中に作り出す。またウインドシアの予測機能を備えた気象レーダーシステムやリアルタイムの航路情報を持つADS-Bも備えている。 グローバル7500と同じ新開発のNuageシートを採用。 機内にはスチームオーブンなどを備えたキッチンがある。また、後部にはシャワー室を設けることもできる。 Kaバンドの衛星経由高速インターネット回線を備えている。また、エンターテイメントシステムは4Kの解像度に対応している。
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