グルービング工法
グルービング工法は、専用の6~9mm、深さ4~6mmの溝を40~60mm間隔で用いることが多く、切削には多数のダイヤモン施工機械を用い舗装路面に複数の溝を切り、その溝に路面排水を流すことによって舗装路面のすべり抵抗を増大させる工法です。一般に幅ドカッタを装備した専用の切断機械を用います。
グルービング工法には車両の進行方向に沿って設置する縦型と、横断方向に設置する横型があります。
縦型のグルービングは、主に横方向のすべり抵抗値を増大させる必要のあるカーブの多い路面に用いられます。
横型のグルービングは、主に車両の制動距離を短縮することに優れた効果があり、坂道や交差点の手前などに用いられます。また、横型のグルービングは走行時に発生する音と振動により、ドライバーに合図や居眠り運転、速度超過などの警告を行なうことができます。
グルービング工法
舗装路面に幅3~6mm、深さ3~4mmの溝を15~25mmの間隔で、通常、道路延長方向に切断し、排水を良くすることにより、ハイドロプレーニング現象の発生を防ぎ、路面のすべり抵抗性を高める工法。切削には、多数のダイヤモンドカッタを装備した専用の切削機械を用いる。
グルービング工法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 09:56 UTC 版)
グルービング工法(グルービングこうほう)は、道路や滑走路の路面に溝を刻む工法。
- ^ a b c 土木工法事典編集委員会 2015, p. 873.
- ^ “バイク乗りには恐怖!? タイヤのグリップを奪う道路表面の縦や横の溝の存在理由とは”. バイクのニュース (2021年8月17日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “道路にある縦や横のミゾは何のため?「縦ミゾの道路」を通るのは怖い!!”. 株式会社八重洲出版モーサイ編集部. 2021年7月16日閲覧。
- ^ “グルービング工法について”. 山形県庁 (2020年8月5日). 2021年7月16日閲覧。
- ^ “ドリフト族を封じ込めるにはドリフトできない道路にすれば良い---当然だけど”. レスポンス (2002年7月16日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “音響道路 メロディーペーブ:NIPPO”. NIPPO. 2024年2月12日閲覧。
- ^ a b c d e f 土木工法事典編集委員会 2015, p. 954.
- 1 グルービング工法とは
- 2 グルービング工法の概要
- 3 外部リンク
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