グラディウスポータブルとは? わかりやすく解説

グラディウス ポータブル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/20 03:45 UTC 版)

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グラディウス ポータブル
ジャンル シューティングゲーム
対応機種 PlayStation Portable
開発元 コナミ
発売元 コナミ
人数 1人
メディア UMD
発売日 2006年2月9日
2007年1月25日(ベスト版)
デバイス メモリースティックDuo128KB以上
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グラディウス ポータブル』(GRADIUS PORTABLE)は、2006年2月9日コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)から発売された、PlayStation Portable専用ゲームソフト。グラディウスシリーズ5作品を収録。

概要

グラディウス』(1985年)、『グラディウスII -GOFERの野望-』(1988年)、『グラディウスIII -伝説から神話へ-』(1989年)、『グラディウスIV -復活-』(1999年)のアーケードゲーム4作品に加えて、プレイステーションソフトとして発売された『グラディウス外伝』(1997年)の計5作品(実際は、『グラディウス』と『グラディウスII』はPS版『グラディウス DELUXE PACK』の、『グラディウスIII』と『グラディウスIV』はPS2版『グラディウスIII&IV -復活の神話-』をそれぞれ移植したものであり、この点では計3作品となる)を収録。

PS版やPS2版に移植された際に追加されたウェイトコントロール(処理落ちがかからないようにする設定)やエクストラゲーム(エクストラエディット等)の他に、当たり判定を小さくしたり、画面モードの変更も可能。グラディウスシリーズの特徴であるパワーメーターによるパワーアップにおいて、初心者向けに『パロディウス』シリーズに搭載されていたパワーアップのセミオートモードが追加されている。

また、携帯ゲーム機ということで、どこでも中断できるようにゲームプレイ中のセーブ、ロード機能も搭載されている。ゲームプレイ中にL、R、セレクト、スタートボタンを同時押しすることで強制的にゲームセレクト画面に戻ることができる。

「ギャラリー」では収録作品全てと、X68000版『グラディウス』、『グラディウスII』のゲーム音楽が聞ける「ミュージック」と『グラディウス デラックスパック』、『グラディウス外伝』、『グラディウスIII&IV -復活の神話-』に収録されていた動画を観ることができる機能「ムービー」がある。しかし、ミュージックでのリピート機能は継ぎ目の無いループ再生ではなく、曲が完全に終了してから、また最初から再生するというものであった(後に発売された『沙羅曼蛇 ポータブル』、『パロディウス ポータブル』、『ツインビー ポータブル』ではこの点は改良された)。また、『復活の神話』の『グラディウスIII』の動画が途中から最後までの収録となっており、完全版ではない。

このソフトに収録されている『グラディウスII』では1面の最初に入る「Destroy them all!」の音声が何故か削除されている。

本ソフトの広告ポスターにてゲーム中に使えるコナミコマンドが大々的に明かされた。

海外版

北米では2006年6月6日、欧州では2006年9月15日グラディウスコレクションGRADIUS COLLECTION)として発売された。その際、日本国内版から幾つか改良、変更がされている。以下その点を挙げる。

  • ジャケットデザインの変更。ジャケット表面にて全て見えていた一番前のビックバイパーが、画像拡大によりトリミングされている。バランスを取るため、ゲームタイトルロゴの位置も下から上に変更となった。ジャケット裏面は完全にオリジナルデザインとなった。また、真っ白だったケースの中にも、イラストが印刷されている。ジャケット背面にあるゲームタイトルの表記がゲームタイトルロゴを再現したものとなっている。
  • 説明書が表紙以外全てモノクロームになる。また、内容も隙間なく記載しているため、ページ数が減少。
  • ボタンが×で決定、○でキャンセルするようになった。これは日本国外での標準機能である。そのため、一部ではコナミコマンドがLRボタンに置き換えられている。
  • ゲームタイトル画面にあるセレクトにて、ゲームセレクト画面に戻る「MAIN TITLE」が「EXIT GAME」に変更。
  • ゲームをポーズした時に出るセレクトに「EXIT GAME」が追加され、これを選択することでボタンを同時押ししなくてもゲームセレクト画面に戻れるようになった。
  • 『グラディウスII』の1面での「Destroy them all!」の音声を再現。
  • 『グラディウスIII』の4面で処理落ちがかからなくなった。
  • 『グラディウス外伝』のゲーム全般の色調が若干明るくなり、見易くなった。
  • 『グラディウス外伝』で自機を選択する際、機種の名前の音声が出なくなった。
  • 『グラディウス外伝』の一部の敵を倒した際のフェードアウトがPS版同様に滑らかに行われる。
  • ギャラリーのミュージックのリピート機能が改善され、フェードアウトなしでループ再生できるようになった。しかし一部の曲では、後半で微妙に音階が上がっているのに、前半のみをループするようになっているものがある。
  • ギャラリーのムービーにて『復活の神話』の『グラディウスIII』の動画を完全収録。
  • 欧州ではイタリア語版とドイツ語版も販売されている。

攻略本

グラディウス ポータブル 公式ガイド 〜レジェンド オブ I・II・III・IV・外伝〜
2006年3月9日発売、ISBN 4861551110
『グラディウスポータブル』に収録されているグラディウスI~IV、外伝の攻略本として使えるだけでなく、元『ゲーメスト』編集長石井ぜんじのコラムや、全作品の開発者インタビュー、設定資料、企画書も同時に収録されている。カバーは表がポータブル版のイラスト、裏表紙がグラディウスI~IVのイラストになっているが、カバーを取るとグラディウスの空中戦、第一ステージBGMなどの楽譜が掲載されている。

関連項目

外部リンク


グラディウス ポータブル(PlayStation Portable)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 23:29 UTC 版)

コナミコマンド」の記事における「グラディウス ポータブル(PlayStation Portable)」の解説

標準コマンド(Bは×、Aは○)でレーザー装備フルパワーアップ全作品共通

※この「グラディウス ポータブル(PlayStation Portable)」の解説は、「コナミコマンド」の解説の一部です。
「グラディウス ポータブル(PlayStation Portable)」を含む「コナミコマンド」の記事については、「コナミコマンド」の概要を参照ください。

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