キシュ第1王朝
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ジュシュール(在位1200年間) クルラッシーナ・ベル(在位960年間) ナンギシュリシュマ(在位670年間) エン・タラ・アナ(在位420年間) バブム(在位300年間) プアナム(在位840年間) カリバム(在位960年間) カルムム(在位840年間) ズカキップ(在位900年間) アタブ(在位600年間) マシュダ(在位840年間) アルウィウム(在位720年間) エタナ(在位1500年間) 「牧人、天に昇った者、国土を固めた者」 バリフ(在位400年間) エン・メ・ヌナ(在位660年間) メレム・キシュ(在位900年間) バーサル・ヌナ(在位1200年間) ザムグ(在位140年間) ティズカール(在位305年間) イルクウ(在位900年間) イルタサドゥム(在位1200年間) エンメバラゲシ(在位900年間) エラムを征服。 アッガ(在位625年間)
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キシュ第1王朝
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シュメール初期王朝時代に関するシュメール王名表の説話によれば、伝説的な大洪水の後、最初に王権が降りたとされる都市がキシュである。この王朝をキシュ第1王朝と呼び、シュメール人達によって繁栄と栄光の時代であるとされた。 同王名表によれば23人の王が24510年間統治したと言う。この王朝はシュメールにおいて歴史が未だ神話と伝説の中にあった時代のものであるが、実際にキシュは大国の一つであったと考えられている。この王朝の王達に関する説話も多分に伝説的なものである。「誕生の草」を探すエタナ王の物語や、エラムを征服したというエンメバラゲシ王の説話が特に有名である。エンメバラゲシ王は900年間統治したとされているが、統治年数はともかく彼は実在の王であったことが考古学的に確認されており、在位は恐らく紀元前28世紀頃のことであったと考えられている。シュメール王名表には、アッガ王の治世を最後として、王権がウルクに移った(ウルク第1王朝)とされているが、実際にはこれらの王朝の存在した時代はある程度重複していると考えられる。 また、早い段階からキシュの主要な住人はシュメール語ではなくセム語を用いる人々であったと考えられる。これはキシュ第1王朝の殆どの王がシュメール語ではなくセム語の名前を持っていることから分かる。当時シュメール人とセム人は混住しており、単純な分類は不可能であった。
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