キシュ王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 09:50 UTC 版)
初期王朝時代のキシュの歴史は、多くの場合その史実性を確認することが困難であるが、確実にいえることはシュメール人達がキシュ王の地位に特別な意味を持たせていたということである。キシュ王(Lugal Kish.KI)という称号は、実際にキシュ市を支配下に置いていない王によっても用いられ、覇権的性格を持った王の称号として用いられた。そして後には (Lugal Kish) と言う称号は世界の王の意味で使用されるようになっていった。 ※Lugal Kish.KI の KI は地名を意味する限定符、後に登場する限定符無しの Lugal Kish という称号の中での Kish は既に地名の固有名詞としての意味合いを失っている(失いつつある)。つまりキシュ王 = 世界の王なのではなく、キシュと言う名前から世界を意味する単語が派生したことを意味する。
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