ガールズケイリン選手になるには
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 15:27 UTC 版)
「ガールズケイリン」の記事における「ガールズケイリン選手になるには」の解説
「競輪選手」および「日本競輪選手養成所」も参照 ガールズケイリン選手になるには、男子の競輪選手と同じく、基本的に毎年12月(各年度の第1回)ないし翌年2月または3月(同第2回)に実施される、国家試験である競輪選手資格検定(以下、資格検定)に合格しなければならない。ただ、資格検定の制度が導入されて以降、資格検定の受験だけで競輪選手になった者は(男子も含めて)おらず、ガールズケイリン選手になるためには、まず養成所の入所試験に合格し、同所にて教育・訓練を受けることが大前提となっている。なお、養成所の入所試験における合格倍率は、例年2.5倍前後である(男子は5倍程度)。 全国各地にある日本競輪選手会のいずれかの支部に所属することを前提に、資格検定に合格すれば養成所を卒業となり、養成所卒業式当日ないし翌日付けで正式にガールズケイリン選手として登録される。現在は5月から6月にかけて行われる新人戦『競輪ルーキーシリーズ』が実質のデビュー戦であり、下半期期初となる7月以降に先輩選手に混じって本格デビューすることとなっている。なお、養成所在所中に養成所が定める早期卒業要件を全て満たした上で、候補生自らが早期卒業を希望する意思表示を行った場合は第1回資格検定を受験でき、かつその資格検定に合格することを条件に、養成所を年内で早期卒業し通常より早く翌年1月よりデビューすることも可能となっている。なお、ガールズケイリンにおいては122期までで早期卒業を果たした選手はいない。 ガールズケイリン選手の中には、加瀬加奈子、石井寛子、豊岡英子などのようにプロデビュー前から自転車競技で実績を残してデビューした選手のほかにも、自転車競技未経験ながら選手となった者も多い。中でも、男女通じて史上初となる、養成所で複数回ゴールデンキャップを獲得しワールドカップなど世界規模のレースで活躍する小林優香は自転車競技未経験であったため旧競輪学校時代の入学試験は技能試験ではなく適性試験で受験した。また、小林と同じくワールドカップなど自転車競技に重点を置く太田りゆ、2018年・2019年・2020年と3年連続の賞金女王児玉碧衣なども適性試験合格者である。特に尾崎睦、土屋珠里、畠山ひすいは適性試験受験での入所(入学)ながら、卒業記念レースでは予選を含めて全て1着の完全優勝を果たした。前職も、他のプロスポーツから転向した者(金田洋世や尾崎睦、猪頭香緒里など。金田と尾崎はビーチバレー、猪頭はスノーボード)、教師(奥井迪や田仲敦子など)、美容師(長澤彩、亀川史華)、看護師(伊藤のぞみ)、自衛官(吉岡詩織)のほか、モデル(田中麻衣美、亀川史華)、お笑い芸人(山路藍)、グラビアアイドル(日野未来)、声優(太友花)といった元芸能人など、様々みられている。
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