ガソリン価格の動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 14:57 UTC 版)
「道路特定財源制度」の記事における「ガソリン価格の動向」の解説
2008年4月1日午前0時をもって、ガソリン税等は値下げされる(本則税率に復帰する)こととなった。以下、値下げの時期別に見ていくこととする。(△は値下げ幅を示す。) 4月1日午前0時より直ちに値下げされたもの 軽油引取税 - 32.1円/リットル→15.0円/リットル(△17.1円/リットル) 自動車取得税 - 自家用の場合、取得価格の5 %→3 %(取得価格の△2%) 例えば取得価格200万円の新車を購入するときの自動車取得税は10万円(200万円の5 %)であったが、値下げ後は6万円(200万円の3 %)と4万円の値下げとなる。 4月上旬に(ガソリンスタンドによっては4月1日より)値下げとなったもの 揮発油税・地方道路税(ガソリン税)- 53.8円/リットル→28.7円/リットル(△25.1円/リットル) 揮発油税・地方道路税が製油所出荷段階で課税される「蔵出し税」であるため(ガソリンは「揮発油の製造場から移出され、または保税地域から引き取られる(租税特別措置法第89条第2項)」時に課税される。)、たとえばガソリンを積んだタンクローリーが製油所を出る時に課税されることとなっている。このため理論上は、暫定税率のかかったガソリンの在庫がスタンドからなくなるまでは、ガソリンの小売価格は値下げされない。ただし、他のスタンドとの競争上、赤字覚悟で先行値下げに踏み切るガソリンスタンドも相当数あった。 4月中旬時点で、レギュラーガソリンの全国平均価格はおおむね125 - 135円/リットルとなっている。 5月より値下げされるもの(結局値下げに至る前に暫定税率が10年間延長) 自動車重量税 - 自家用 「6,300円/0.5トン/年」→「2,500円/0.5トン/年」(△3,800円/0.5トン/年) 例えば自動車の重量が1,500 kgの車では、自動車重量税は現行は年間18,900円だが、暫定税率が失効すれば11,400円値下げとなり、値下げ後は7,500円になるはずであった。 2008年5月以降の暫定税率復活後 暫定税率復活後のガソリン価格はガソリン税が25.1円/リットル再増税し、レギュラーガソリンが約160円/リットルとなる見込みである。ほかに軽油引取税も17.1円/リットル再増税し、自動車取得税も再増税する。
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