ガス遅延式ブローバック方式とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ガス遅延式ブローバック方式の意味・解説 

ガス遅延式(ディレード)ブローバック方式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/22 09:56 UTC 版)

H&K P7」の記事における「ガス遅延式(ディレード)ブローバック方式」の解説

P7は、第二次世界大戦末期ドイツ製造され国民突撃銃(Volksgewehr, 国民銃という名称の省力決戦用兵器)のガス遅延式ブローバック方式を応用したガスシステムを採用している。 P7より数年前開発されステアー GBでは、国民突撃銃類似した設計のガスシステムを採用していたが、P7はガスシステムを小型にして銃自体小型化成功している。 P7銃身下部銃身とは別に設置されシリンダーがあり、遊底前部取り付けられピストンがこのシリンダー嵌合する構造となっている。 弾薬発火直後発射ガス一部薬室直近空けられガス導入孔を通じてシリンダー流れ込み弾丸銃口離れ腔内圧力低下するまでの間、遊底後退速度ガス圧によって抑えられる弾丸銃口離れ燃焼ガス圧力が下がるとシリンダー内の圧力も下がり、遊底後退遅らせていたピストンへの圧力弱まるため、薬莢遊底自身慣性により後退するガス遅延式は、銃腔内弾丸があり、高圧の間のみスライド後退速度低下させ、圧力低下する同時に遊底後退速度制御がなくなるという構造のため、弾薬威力強弱対応しやすい遅延方式であるとされている。 撃発直後火薬ガス一部ピストン流れ込むが、ガスピストン部も密閉され構造でありH&K VP70のような腔圧の低下による顕著な弾速の低下生じない発射ガス利用するピストン引き金付け根にあり、初期P7では引き金を引く指が火傷を負う場合があり、改良型P7M8以降には引き金付け根火傷防止プラスチック製ガード付いている。

※この「ガス遅延式(ディレード)ブローバック方式」の解説は、「H&K P7」の解説の一部です。
「ガス遅延式(ディレード)ブローバック方式」を含む「H&K P7」の記事については、「H&K P7」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ガス遅延式ブローバック方式」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ガス遅延式ブローバック方式」の関連用語

ガス遅延式ブローバック方式のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ガス遅延式ブローバック方式のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのH&K P7 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS