カルデラ形成期とは? わかりやすく解説

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カルデラ形成期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 07:15 UTC 版)

阿蘇山」の記事における「カルデラ形成期」の解説

阿蘇火山岩類の最後活動とされる流紋岩4540万年前)から約2010万年間休止期挟んで阿蘇火山活動開始した。なお休止期にも土壌には風化したスコリア挟まれることから何らかの火山活動はあったと考えられるが、詳細不明である。 約27万年前から9万年前までに大規模な噴火が4回 (Aso-1~4) あった。大量火山礫火山灰噴出したため、広範囲火砕流到達させ火口周囲火砕流台地巨大な窪地カルデラ)が形成された。Aso-1~4いずれも噴出物全岩化学組成珪長質から苦鉄質へと変化する堆積物有している。 Aso-1 : 26.6±1.4万年前、噴出32 DRE km3。 Aso-2 : 14.1±0.5万年前、噴出32 DRE km3。 Aso-3 : 12.3±0.6万年前、噴出96 DRE km3。 Aso-4 : 8.64±0.11万年前(SG06)・8.8±0.1万年前(MIS5.2)、見かけ噴出930 - 1,860 km3その中で4回目噴火 であるAso-4 (約9万年前) は最も規模大きく噴出量は約600立方km越えており、火砕流九州中央部覆い一部は海を越え山口県秋吉台まで達し火山灰日本海海底北海道まで達した朝鮮半島でも確認されている。約9万年前に起きたこの噴火は「ウルトラプリニー式噴火破局噴火)」であったといえる阿蘇3テフラ阿蘇4テフラ火山灰でできた地層を見つければ年代特定でき、植物学考古学など様々な研究分野重要な指標堆積物として使われている。

※この「カルデラ形成期」の解説は、「阿蘇山」の解説の一部です。
「カルデラ形成期」を含む「阿蘇山」の記事については、「阿蘇山」の概要を参照ください。

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