山の形成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 07:19 UTC 版)
祖母・傾山地域では臼杵 - 八代構造線をはさんで祖母山火山岩類が分布している。祖母山火山岩類の年代は1,500万〜1,400万年前とされ、同様の火山岩類は石鎚山や紀伊半島の熊野にかけてみられる。 祖母・傾山地域には祖母カルデラと傾カルデラと呼ばれる中新世中期の2つのコールドロンがある。この地域の火山活動はカルデラ形成期をはさんで前期と後期に分けられ、前期はI期・II期・III期、後期はIV期・V期・VI期に分けられる。2回の火山活動期のうち1回目の火山活動は約1300万年前で陥没カルデラを形成した。これらのカルデラは2回目の火山活動により埋没し、現在はカルデラを地表面から確認することはできない。 約1290万年前に再び陥没カルデラの形成が始まり、鉱山の形成が行われたとされている。約1000万年前に火山活動は終了して、侵食により準平原になったのち、300万年前に隆起した。阿蘇山系の大規模な活動による火砕流の影響を受けて現在の祖母山の姿となった。
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