リュムケル山とは? わかりやすく解説

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リュムケル山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/23 14:40 UTC 版)

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リュムケル山(Mons Rümker)は、月の表の北西部にある火山である。月面座標は、北緯40.8°、西経58.1°である。この山は、嵐の大洋の北部に大きな高い丘を形成している。この丘の直径は70kmで、標高は約1100mである。ドイツの天文学者カルル・ルートヴィヒ・クリスティアン・リュムケルに因んで名付けられた。

リュムケル山には、30個のドーム状の構造(w:Lunar dome)が集中しており[1]、そのうちのいくつかは、頂上に小さなクレーターを持っている。これらは傾斜の緩い円形で、標高は数百mである。ドームは、部分的に噴出した溶岩がゆっくりと固まってできたものである。

リュムケル山は急斜面によって囲まれ、海から隔てられている。高さは、西側で900m、南側で1100m、東側で650mである。リュムケル山の地表は比較的単一で、月の海を形成する物質の分光学的特徴を強く持っている。この山の形成に使われた溶岩の量は、1800km3と見積もられている[1]

出典

  1. ^ a b Wohler, C.; Lena, R.; Pau, K. C. (March 12?16, 2007). “The Lunar Dome Complex Mons Rumker: Morphometry, Rheology, and Mode of Emplacement”. Proceedings Lunar and Planetary Science XXXVIII. League City, Texas: Dordrecht, D. Reidel Publishing Co. http://labs.adsabs.harvard.edu/ui/abs/2007LPI....38.1091W? 2007年8月28日閲覧。 

座標: 北緯40度48分 西経58度06分 / 北緯40.800度 西経58.100度 / 40.800; -58.100




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