カリキュラムの特色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 14:28 UTC 版)
「同志社大学政策学部」の記事における「カリキュラムの特色」の解説
従来の伝統的学部の大半が、学問の体系を基礎に教育課程を編成していたのに対して、政策学部は社会における実態的な「政策」を基礎に学部の教育体系を組み立てている。しかし、いわゆる「実学」を重視するのではなく、まず社会を科学的に眺めてそこにある問題を見つけ出せるようにするための「基礎的トレーニング」を徹底して行い、その上に政策の企画・立案・実施・評価活動と、それらの活動を担う組織やネットワークを編成したり管理・運営したりする際に必要な知識や技術を積み上げるようにしている。 つまり、時流に乗った特定の知識や技術を身につけただけの「即戦力」として珍重されるような人材を養成するのではなく、基礎能力や潜在能力の向上に重点を置き、しっかりと身につけた基礎の上に、どのような状況に置かれても問題解決の中心となって的確かつ柔軟に対応できる人材を養成するカリキュラムを設定している。 具体的には、①社会の諸現象を社会科学的に見る目を養いながら、学ぶことの意義や楽しさを理解するための導入科目(グレードI)、②社会での問題解決プロセスで必要となる基礎理論や基本的手法を修得するための基礎理論修得科目(グレードII)、③より高度で実践的な問題解決活動に積極的に関わるために必要となる政策に関連した理論を修得し、学部で学んだ理論や手法を社会の諸問題と関連づけて理解し応用することを学ぶ展開科目(グレードIII)を4年間にわたって段階的・体系的に学べるように編成している。 基礎能力養成科目には、First Year Experiment、Communication Method in Japanese、Academic Method、Communication Method in English、Second Year Orientationがあり、選択科目は政治・行政学、法学、経済学、組織論の4つに分類されている。
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