カリキュラムの概要
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「地方競馬教養センター」の記事における「カリキュラムの概要」の解説
起床時間は早朝5時30分(夏季は4時)に設定され、点呼終了後に体重測定を行う。各候補生の体重は2年間毎日記録しており、指定体重を超過した場合は外出停止などのペナルティが科せられることもある。午前中は実科、午後は座学での授業が中心となる。このほか、担当馬の健康チェックや馬房清掃など厩舎内作業も行う。 各期ごとに専任の担当教官が2 - 3名程度配置され、候補生の指導にあたる。教官には佐々木竹見(2012年勇退)や桑島孝春など地方競馬の元騎手も一部おり、技術指導を行っている。また、現役の騎手が臨時講師として招かれ競走実習などの模擬競走で一緒に騎乗したり、技術指導を行うこともある。 寄宿舎は1年次が2 - 3名の相部屋、2年次は個室が与えられる。 訓練は第1学期から第4学期までに分かれており、1年次は第2学期まで、2年次は第3学期以降になる。 第1学期(6ヶ月):騎手としての基礎となる「基本訓練」。基本姿勢や前傾姿勢などを学ぶほか、障害飛越の練習も行う。 第2学期(6ヶ月):競馬の基礎となる「基本競走訓練」。モンキー乗りや走路での騎乗、ゲートからの発走や追い込み時の操作などを学ぶ。 第3学期(5ヶ月):実戦に即した「総合競走訓練」。2頭での併走や集団での騎乗、レース形式の競走実習を行う。 第4学期(7ヶ月):前半の5ヶ月間は「競馬場実習」。各地の競馬場にて厩舎作業や競馬に関する実務を学ぶほか、現役の競走馬で技術練磨も行う。後半の2ヶ月は競走姿勢を確立する「総合訓練」。この間に騎手免許試験も行われ、合格すれば修了後に所属先の競馬場で騎手としてデビューする。 上記のほか、馬術・馬学・管理などの座学や社会人としての一般教養(国語・社会・英語)など12科目の授業も行われる。
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