カテンソウとは? わかりやすく解説

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かてん草

読み方:カテンソウ(katensou)

イラクサ科多年草

季節

分類 植物


カテンソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 01:28 UTC 版)

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カテンソウ
カテンソウ、鈴鹿山脈藤原岳三重県いなべ市)にて
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : バラ類 Rrosids
階級なし : マメ類 Fabiids
: バラ目 Rosales
: イラクサ科 Urticaceae
: カテンソウ属 Nanocnide
: カテンソウ N. japonica
学名
Nanocnide japonica Blume[1]
和名
カテンソウ

カテンソウ(花点草、学名Nanocnide japonica Blume[1])は、イラクサ科カテンソウ属分類される多年草の1[2][3]。別名が、ヒシバカキドウシ[4]、葉の形がカキドオシに似ていることに由来する[5]名の「Nanocnide」は、ギリシャ語の「nannos」(「矮小)と「cnide」(イラクサ」)[5]

特徴

は高さ10-30 cm、柔軟で束生し[4]多少毛がある[2]匍匐茎を出して繁殖する[4][5]互生し、菱形状卵形で長さ1-3 cm、幅1-3 cm[2]、先は円く、縁に数対の深い鈍葉牙があり基部は切形[3]葉柄葉身よりも少し長いか同長[3]托葉は小さな卵形で長さ1-2 mm[3]。上部の葉の脇から花柄を出して、雄花をかためて付ける[2]。雄花の花被片は5個、雄蕊は5個、内側に曲がっていた花糸は次々に伸びてが破れて花粉を散らす[3]。上部の葉の付け根に雌花をかためて付ける。雌花の花被片は4個、披針形で、薄紅、色外側のものは背面に竜骨がある[3]。開花時期は4-5月[2]果実胞果で花被に包まれ、宿存と同長[4]長さ約1 mm、広卵状レンズ形で細点がある[3]

分布と生育環境

中国台湾朝鮮半島日本暖帯[4]に分布する[3]

日本では本州四国九州に分布する[2]

山野の林下に生育し、群生する[2]

種の保全状況評価

日本では以下の都道府県で、レッドリストの指定を受けている。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “カテンソウ”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2017年12月4日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 林 (2009)、552頁
  3. ^ a b c d e f g h 佐竹 (1982)、171頁
  4. ^ a b c d e 牧野 (1982)、35頁
  5. ^ a b c 大川 (2009)、4頁
  6. ^ レッドデータブック東京、カテンソウ”. 東京都. 2017年12月4日閲覧。
  7. ^ カテンソウ (PDF)”. 石川県. 2017年12月4日閲覧。
  8. ^ 千葉県レッドリスト−植物・菌類編(2017年改訂版) (PDF)”. 千葉県. pp. 20. 2017年12月4日閲覧。

参考文献

外部リンク



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