カッパコミックス版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 14:35 UTC 版)
太平洋戦争末期、日本軍が起死回生を目論んで構想したロボット兵器開発計画。 南方の島の地下に偽装した秘密研究所を作り、敷島博士などの日本の科学者や技術者を総動員して開発を始めたが、完成前に事態を察知したアメリカ軍の爆撃を受け、計画は灰燼に帰したはずだった。しかし計画の主任で正太郎の父である金田博士が、同様に南方での爆撃を生き残り、鉄人28号の完成をあきらめきれずに、戦後に敷島と共に鉄人28号を誕生させた。アニメ第4作でもこのストーリーを採り、鉄人28号は金田博士が南方の島で完成させたことになっている。 計画では人員不足を補うこと、弾丸などの補給が無くても破壊活動を継続させる能力があること、多少の破損でも戦闘行動を継続できることなどが伺われるが、有用性については謎のままである。 アニメ第4作では、巨大砲弾にて巨大なロボット兵を敵国に送り込み破壊の限りを尽くさせる「鉄人第一計画」、死した兵士の肉体を甦生させ強靭な肉体を持った兵士に作り替える、あるいは人工知能を搭載して鉄人を制御する「鉄人第二計画」が存在した。またこれに付随して、鉄人自体に新元素バギュームを使用した爆弾、太陽爆弾を埋め込み敵地を破壊せしめることを考案されたが、計画責任者である金田博士には却下された。しかし、実際にはビッグファイア博士による独断で、鉄人の心臓部に太陽爆弾が埋め込まれていた。日本軍や戦後の政府関係者は鉄人に太陽爆弾が内蔵された事実を知っていたようである。
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