カスティーリャ伯領とは? わかりやすく解説

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カスティーリャ伯領

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/18 15:44 UTC 版)

カスティーリャ王国」の記事における「カスティーリャ伯領」の解説

8世紀初頭イスラム教勢力イベリア半島侵略キリスト教勢力半島北端カンタブリア山脈以北および北東部ピレネー山脈山麓周辺追いつめられた。カンタブリア山脈の北ではアストゥリアス王国成立イスラム軍と衝突しつつも、徐々に南方領域広げていき、914年レオン遷都した(これ以降レオン王国呼ばれる)。 レオン王国東部地域は、メセータ呼ばれる周り山々囲まれる高原広がり、常にイスラム軍の侵攻ルートとして使われ戦闘繰り返された。この地域住人は、防衛のため多く城塞作った。この地域カスティーリャ呼ばれるようになったのは、スペイン語で城を意味するカスティーリョcastillo)に由来すると言われる当初この地は複数の伯領に分かれていたが、最前線としての軍事力強化目的として、932年にカスティーリャ伯領として統合された。カスティーリャフェルナン・ゴンサレスは、レオン王国内での地位強め、伯領に対す王国支配力排斥し961年には事実上独立した1029年に、カスティーリャ伯ガルシア・サンチェスが暗殺されると、その妹を妃としていたナバラ王サンチョ3世が伯領を継承しナバラ王国併合したこの頃イベリア半島中部および南部イスラム圏アル=アンダルス)では後ウマイヤ朝内紛衰退しタイファ呼ばれる小国乱立する群雄割拠の時代向かっていた。タイファ多くキリスト教国のナバラ貢納しつつ、タイファ間での戦争によりますます疲弊していった。

※この「カスティーリャ伯領」の解説は、「カスティーリャ王国」の解説の一部です。
「カスティーリャ伯領」を含む「カスティーリャ王国」の記事については、「カスティーリャ王国」の概要を参照ください。

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