カクテルの用具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 02:50 UTC 版)
アイス・ペール 氷を入れておく容器。 カクテル・ピン 一部のカクテルで使用される、チェリーやオリーブを飾り付ける際に使用するピン。様々な形状や色のカクテル・ピンが存在している。 シェイカー トップ、ストレーナ、ボディーの3つのパーツからなる、混ざりにくい物を混ぜ合わせ、冷やしにくいものを強制的に冷やすために作られた道具(写真右上)。大抵はステンレス製。またボストンシェイカーというステンレスの容器とガラスの容器の二つのパーツからなるシェイカーも存在する。 ストロー 通常のストローと同じ物。ただし、飲みやすくするために、1つのグラスに2本のストローが使用される。 バー・スプーン 攪拌するために用いる長柄のスプーン。反対側はフォーク状になっており、瓶に入っているマラスキーノ・チェリーなどを取り出すために使われる(写真下方)。 ブレンダー ミキサーのこと。 ただし、カクテルの用語で「ミキサー」と言うと「割り材」を意味する点に注意。すなわち、水、炭酸水、トニック・ウォーター、ジンジャー・エール、コーラ、オレンジ・ジュース、トマト・ジュースなど、割るために用いる飲料の総称が「ミキサー」である(よって、グレナディン・シロップ、シュガー・シロップのようなものは、液体ではあっても、甘味を付けるためなどに用いられているのであって、割るために用いているわけではないので、ミキサーに含まれない)。 マドラー 撹拌するために用いる棒。バー・スプーンとは違い、カクテルに添えられることがある。 ミキシング・グラス シェイカーと同じように、混合と冷却を目的として使用されるグラス。このため、カクテルの中には、このミキシング・グラスで作ってもシェイカーで作っても構わないというものもある。一方で、混ざりにくいものを混合する場合は、基本的にシェイカーしか用いられないなど、一定の住み分けがなされている。 メジャー・カップ バー・スプーンよりも多い量の液体を、量り取るために使用される金属製の容器(写真左上)。サイズの異なるカップが背中合せの状態となっている。したがって、上側を使用している時は下側を使用できないし、その逆もまた然りだが、この背中合せになっている部分に出来ているくびれを持って使用するため、背中合せの構造にすることが不可欠なのである。
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