オーバー・ダビングおよびミキシング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 09:14 UTC 版)
「カム・トゥゲザー」の記事における「オーバー・ダビングおよびミキシング」の解説
7月22日、レノンによって新たなリード・ボーカルと手拍子がオーバー・ダビングされ、いずれもテープ・ディレイが加えられた。レノンの要請により、マッカートニーがエレクトリックピアノを演奏しており、マッカートニーはレノンが「すごくスワンプっぽくて、スモーキー」なサウンドを求めていたことを回想している。ハリスンは、リフレインで重めのディストーションを加えたギターのパートを加え、スターはマラカスを加えた。作業は翌日まで続けられ、さらにボーカルが加えられた。7月25日、マッカートニーがレノンより低い音域のハーモニー・ボーカルを歌った。後にマッカートニーは、本作でのバッキング・ボーカルについて「昔のようにうまくハモれなかった」と述べている。7月29日にレノンがギターをオーバー・ダビングし、7月30日にハリスンがギブソン・レスポールで弾いたリードギターを曲のコーダに加えて、本作は完成となった。 「カム・トゥゲザー」のミキシング作業は、8月7日にスタジオ2で行われた。作業にはEMIが新たに開発したコンソール「EMI TG12345」が使用された。マッカートニーのベースの音とレノンが歌う「Shoot me!」の「me」の部分が重なることから、ミキシングの都合により発売された音源では「Shoot」と歌う声のみが確認できる。10種類のステレオ・ミックスが作成され、このうち1種類目が採用された。『アビイ・ロード』に収録の他の楽曲と同じく、モノラル・ミックスは作成されていない。
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オーバー・ダビングおよびミキシング
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「フォー・ユー・ブルー」の記事における「オーバー・ダビングおよびミキシング」の解説
1970年1月に映画のプロジェクトが再開され、「レット・イット・ビー」というタイトルで公開されることが決定した後、ハリスンは本作のリード・ボーカルを再録音することを決めた。1月8日にオリンピック・スタジオでボーカル・パートがオーバー・ダビングされ、ジョンズがこのセッションのプロデュースを手がけた。ハリスンは、曲の大部分をファルセットで歌っていて、間奏での「Go, Johnny, Go!」という掛け声や、エルモア・ジェームスへの言及をはじめとしたハリスンの即興的な語りも、このセッションで加えられた。 1970年3月30日にフィル・スペクターは、アルバム『レット・イット・ビー』用にリミックスを行なった。この際にスペクターは、1969年1月8日のセッションで録音されたレノンの「Queen Says 'No' to Pot-Smoking FBI Member.(FBIにマリファナが蔓延することに対し、女王はノーと言っておられる)」という語りを冒頭に加えた。また、スペクターは曲の間奏部分のテープ・ループを作成し、その上に1月30日に行なわれたルーフトップ・コンサートに関する街頭インタビューの音声や、映画からの音声を加えた。これは映画『レット・イット・ビー』のプロモーション用に作成されたテープと考えられており、未発表のままとなっている。
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