アルヴァルディ
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アルヴァルディ[1](Alvaldi)(オルヴァルディ[2](Olvaldi, Ölvaldi)とも)は、北欧神話に登場する巨人である。
彼の息子がスィアチ[2]で、スィアチの娘スカジから見れば祖父にあたる。 他にイジとガングという息子がいるとされる[3]。
アルヴァルディは大変な資産家で、莫大な黄金を持っていた。彼が死んだ後に息子達が遺産を分けた。息子達は秤を使う代わりに、自分たちの口に同じ回数ずつ黄金を詰めたという。この出来事によって黄金のケニング「巨人の口数え」が生まれたといわれている。 他にも「巨人たちのことば」[3]「巨人の声またはことば」[4]というケニングもある。
脚注
関連項目
参考文献
- 「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」谷口幸男訳、『広島大学文学部紀要』第43巻No.特輯号3、1983年。
- V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。
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