オイル下がりとは? わかりやすく解説

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オイル下がり

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

オイル上がり/オイル下がり

ピストンリング摩耗などによりピストンの下から燃料室へオイル入り込んでしまうのが、オイル上がり。正常なピストンリングでもごくわずかな量のオイル上がりは起こしている。 それに対しシリンダーヘッド循環するオイル燃焼室に入るのがオイル下がり。
関連用語エンジンオイル シリンダー

オイル下がり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 22:05 UTC 版)

星型エンジン」の記事における「オイル下がり」の解説

放射状シリンダー配置されるため、時計で言う処の3時と9時(平)よりも下側配置されるシリンダーエンジンオイル重力燃焼室垂れ落ちるオイル下がりが発生しやすくなる。特に時計6時位置する真下向いたシリンダー場合下がったオイルにより点火プラグ電極水没して始動不良原因になる事が多く最悪場合シリンダー全体オイル満たされてしまい、ピストン下降できないためクランクシャフトが動かなくなってしまう(流体固着、ハイドロリック・ロック)事もあった。この状態で無理に始動しようとすると、水撃作用によりコネクティングロッド(コンロッド)が曲がったり、折損したコンロッドシリンダークランクケース突き破るエンジンブロー発生する恐れすらあった。ピストンリングシリンダー真円度などの加工精度問題や、エンジンオイル品質問題などにより、旧日本軍星型エンジンでは下側シリンダーへのオイル下がりが発生しやすかったため、冷間始動前に真下位置するシリンダーヘッドから点火プラグ取り外しシリンダー内に溜まったオイルを必ず抜く必要があっただけでなく、着陸してエンジン停止させた際には地上要員が手でプロペラ回して真下位置するシリンダーピストン上死点まで上げておくことで、燃焼室内へのオイル滞留最小限留めておく配慮を行う必要も生じることとなった

※この「オイル下がり」の解説は、「星型エンジン」の解説の一部です。
「オイル下がり」を含む「星型エンジン」の記事については、「星型エンジン」の概要を参照ください。

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