Ni17【エヌアイジュウナナ】(工芸作物)
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登録番号 | 第13752号 |
登録年月日 | 2006年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | さとうきび | |
登録品種の名称及びその読み | Ni17 よみ:エヌアイジュウナナ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 沖縄県 | |
品種登録者の住所 | 沖縄県那覇市泉崎1丁目2番2号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 宮城克浩、伊禮信、神谷寿幸、島袋正樹、仲宗根盛雄、金城鉄男、前田剛希、正田守幸、大城良計、出花幸之介、恵飛須則明、謝花治 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「NiF8」に出願者所有の育成系統「RF79-247」を交配して育成された固定品種であり、草型はやや水平葉、登熟性はやや早、蔗茎の形態は糸巻型で糖分が高い多収品種である。発芽性はやや良、萌芽性は良、萌芽の遅速性は中、分げつ性はやや弱である。草型はやや水平葉、葉色は濃、葉身長は中、葉幅は広、葉身のアントシアンは無、葉鞘の長さは中、葉耳の形態は槍型、葉舌の形態は三日月型である。蔗茎の形態は糸巻型、色彩の基本色は黄緑、ずい孔率は小、蔗茎の亀裂率は無、気根発生節数はかなり少、茎皮の硬度はやや硬である。芽子の位置はやや中央部、大きさは中、芽翼は広、根基の条数は三条である。地域適応性は中、収量構成型はやや茎重型、収量性は多、原料茎長は中、茎径はやや太、登熟性はやや早、糖分は高、出穂性はかなり少、出穂の早晩性は晩、原料茎の直立性はやや直立、脱葉性はやや難である。梢頭部折損性は難、耐旱性は強、葉焼病抵抗性はやや強、黒穂病抵抗性はやや弱である。「NCo310」と比較して、出穂性が少ないこと、糖分が高いこと等で、「F177」と比較して、萌芽性が良いこと、糖分が高いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に沖縄県農業試験場(那覇市)において、「NiF8」に出願者所有の育成系統「RF79-247」を交配し、3年から実生を養成し個体選抜、以後、栄養系選抜により育成された固定品種であり、7~8年から特性検定及び系統適応性検定試験、9年から生産力検定等の試験を行い、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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