エドガルド・ガーベラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/08 01:01 UTC 版)
菫(すみれ)ジムに所属する、新進気鋭の白人ボクサー。アメリカのスラム出身であり、『ブルドッグ』の異名を持つ。日本ライト級14位。デビューからの戦績は9戦9勝9KO。来日歴3年で、日常会話では関西弁を使う。普段は英会話講師の仕事をしている。子供受けの良い陽気な青年だが、その裏では欲望に忠実で抑圧された暴力性を持つ二面性のある性格。彼にとってのボクシングとは、その「暴力性」を開放するための捌け口でもある。リクと同じく左からのハードパンチを武器とし、圧力をかけながら前進してくるインファイター。その凶暴なまでのパンチの威力は、リクのそれを遥かに凌駕している。菫ジムが彼の売り込みのために“特別賞金100万円”を出して対戦相手を募集し、兵動秋人の暗躍もあってリクと対戦する運びとなる。スラムに居たころに殺人を犯した過去があり、本能でリクにも同じ匂いを嗅ぎ取り、一方的なシンパシーを口にする。また、リクの幼馴染であるユキに一目惚れをし、欲望のままに襲い掛かって強引に抱きすくめ、彼女にトラウマに近い恐怖心を植え付けた。これらの件から、リクは彼との一戦にこれまでにない「怒り」の感情を持って臨むこととなる。序盤はリクにペースを握られるが、ガーベラの放った空気摩擦が起こるほどの強烈なパンチにリクが本能的に恐れを抱いたことから形勢は逆転、1Rの最後は“相討ち”になったものの、リクの鼻骨をへし折り意識が飛ぶほどのダメージを与える。2Rはさらに凶暴性を増したガーベラが一方的に攻め立てるが、そのパンチの隙を見切った馬場の“合図”によってリクのカウンターパンチが決まり、ガーベラはダウンを喫する。その後、パンチをぶつけ合うアクシデントにより拳を痛め、そのうえ自分とリクとの「闘う理由」の決定的な違いを感じ取ったことから戦意を喪失しTKO負けを喫した。試合後にはリクを追いかけ睨みつけるが、そこでも眼力で圧倒され完全なる敗北を認める。
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