ウバポの「拘束」の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/27 23:04 UTC 版)
反復 同一のコマを繰り返して使用し、台詞部分のみ替えてひとつながりの物語を作るもの。 回文 作品を最後のコマまで読み、そこから折り返して逆向きにコマをたどって最初に戻ると一つの整合的な物語になっているというもの。 折りたたみ 読者がページを折りたたんで作品の一部を隠すと別の物語になるというもの。 クロス・ストリップ 縦方向、横方向、斜め方向に読むことによってそれぞれ別の物語が現われるもの。 逆さま 180度回転させると別の漫画作品になるもの。 水増し屋 最初に2コマからなる作品を書き、次にその前後と中間にコマを挿入して5コマの作品に、さらに増やして11コマに、というふうにコマの数を増やして描くもの。 しっぽ噛み 最後のコマと最初のコマがつながるようにするもの。 拡大 既存の漫画作品のコマとコマとの間に別の一連のコマを挿入し、別の物語を作るもの。 ハイブリッド作成 既存の漫画作品からコマや人物を抜き出し、それらを組み合わせて別の物語を作るもの(フランシス・エロールはスクイテン+ペータースの『闇の国々』の舞台に『夢の国のリトルニモ』の主人公を紛れ込ませて作品を作った)。 縮約 「拡大」とは逆に、既存の他者の長い漫画作品を解体し要約するもの(例えばシマンはエルジェの『タンタンの冒険 ファラオの葉巻』から6コマを抜き出して全体の要約を表した)。 図像的再解釈 他の作家の絵柄やキャラクターを借りて物語を再生産するもの。 S+7、N+7 ウリポで行われていたものの応用で、作中に出てくる物を、辞書のなかでその7つ先に記載されている別の物に置き換えるというもの(語彙的平行移動)。ウリポでは言葉で行われるが、ウバポでは絵の置き換えによって表現される。
※この「ウバポの「拘束」の例」の解説は、「ウバポ」の解説の一部です。
「ウバポの「拘束」の例」を含む「ウバポ」の記事については、「ウバポ」の概要を参照ください。
- ウバポの「拘束」の例のページへのリンク