ウバメガシ林
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 08:34 UTC 版)
ウバメガシはしばしば本種が優占する森林を形成する。いわゆるウバメガシ林は植生区分の上からはスダジイ群団の中に位置するもので、その環境に応じて生じる土地的極相でもある。四国での調査では大きくは二つのパターンがある。一つは比較的樹高が高い(10mくらいまで)もので、高木層にはタブ、スダジイなどが混じり、スダジイ林に性質が近い。亜高木層にタイミンタチバナが多く、林床は暗くて植物が少ない。他方で海岸の岩場に生じるものは樹高がせいぜい3mの灌木林で、トベラ、マルバシャリンバイ、ネズミモチ、マサキ、ハマヒサカキが混じる。林床にはヒトツバ、タマシダ、ツワブキ、コウヤボウキなどが出現する。また、高木にクロマツが入る場合もある。
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