ウソ技制作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 04:39 UTC 版)
『ファミマガ』のウソ技クイズの初期の問題はメーカーに依頼して実際に特別バージョンのソフトを作って貰い、その写真を提供して貰っていた。同じ頃にはサンプルROMに付いていた開発基板のスクロール方向のスイッチを利用して偶然できたバグ画面を利用して作っていたこともあった。また画面写真を組み替えて製作したものもあった。 また、同誌に掲載されたトピックス漫画によると、凸版システムでコンピュータグラフィックを利用し加工した様子もうかがえる。このシステムはファミコンよりも色数の制限がなかったり、より細やかな絵を描けたので、見た目でウソだとわかるものもあった。凸版システムはPC-9800シリーズをベースマシンにした画面キャプチャーシステムで、キャプチャーした画面をデジタイザを利用。Adobe Photoshopでの画像加工が可能であった。初期を除きほとんどのウソ技はこのシステムを用いて作成されている。90年代に仙台事業所にウル技の記事作成が移行された際にはこのシステムを持ち込むことができなかったため、一時的に写真の切り貼りによってウソ技が作成されるという時代逆行が起こっている。 当時、読者のウソ技に対する関心は極めて高かったが「クイズのため問い合わせには応じない」「回答は1週間後にテレホンサービスで告知する」という流れを作り、編集部へのウル技の問い合わせ電話を軽減することができた。しかしそのため、人気ソフトについてはメーカーに問い合わせが向かうことになり、任天堂の『スーパーマリオブラザーズ』のウソ技を掲載したことで任天堂側にも問い合わせが殺到したため、やんわりとマリオのような人気ゲームへのウソ技をやめるような指示を出されることになり、しばらくNG扱いになっている。またこのことをきっかけに、メーカーへの事前報告は十分な時間を取るようにもなった。しかしそれでもなお、『さんまの名探偵』で行ったウソ技でナムコの営業からクレームが入ったと同社の広報から苦情を受けている。
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