ウグイスの糞
(ウグイスのフン から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/15 02:21 UTC 版)
ウグイスの糞(うぐいすのふん)は、ウグイスの糞を乾燥させて粉にしたもので、小皺が取れたり肌のキメが細かくなる・肌のくすみが取れて色白になるとして[1]、日本で古来より美顔洗顔料やにきび治療薬として、また、着物の染み抜きに利用されてきた。「うぐいすの糞」と表記すると、物質の実情を知らない者が「糞」のイメージから衛生的不快感を持つなどの誤解が生じやすいため「うぐいすの粉」などの名称で販売されている。「ゲイシャ・フェイシャル」(芸者の美顔)の名称で欧米でも提供されるようになっている[2]。
- ^ Amy Eisinger (2008年7月23日). “New York's weirdest spa treatments”. NYDailyNews.com 2010年7月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r Shanna Freeman. “How Geisha Facials Work”. HowStuffWorks. 2010年7月13日閲覧。
- ^ a b c d e Moore, Janet H. (2001年12月16日). “The Nightingale Facial”. Asian Wall Street Journal
- ^ a b c d e Liane Yvkoff (2008年9月26日). “Try a placenta or bird poop facial”. Cable News Network 2010年7月13日閲覧。
- ^ Carroll 2007, p. 249
- ^ Berg 2001, p. 174
- ^ Drill et al. 2002, p. 86
- ^ a b c Shizuka New York Day Spa. “The Geisha Facial: From an ancient Japanese tradition...Bird Poop Facials!”. 2010年7月13日閲覧。
- ^ Fodor 2009, p. 180
- ^ Frommer 2010, p. 241
- ^ a b Timothy Gardner (2008年4月25日). “Facial with bird excrement takes flight at New York spa”. Thomson Reuters 2010年7月14日閲覧。
- ^ a b c Melissa Whitworth (2008年10月16日). “Geisha facial, the 'latest beauty secret' of Victoria Beckham, brought to the masses”. London: Telegraph Media Group Limited. オリジナルの2009年6月13日時点におけるアーカイブ。 2021年2月13日閲覧。
- ^ a b c Body4Real.co.uk. “Japanese Nightingales Droppings (Uguisu No Fun)”. 2011年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年7月14日閲覧。
- ^ Golden 1997, p. 80
- 1 ウグイスの糞とは
- 2 ウグイスの糞の概要
- 3 大衆文化において
ウグイスのフン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 00:37 UTC 版)
詳細は「ウグイスの糞」を参照 その糞には豊富にリゾチームなどの加水分解酵素が含まれ、顔面に塗布する事で角質層が柔らかくなって、小皺が取れたり肌のキメが細かくなる・肌のくすみが取れて色白になる事から、古くから美顔洗顔料やにきび治療薬として人気がある。「うぐいすの粉」として市販されているものがそれで、この酵素には脱色作用もあるため、着物の染み抜きにも利用される(以前は毛はえ薬として用いられていたこともあった)。 なおウグイスは大量飼育が難しく、得られる糞も少量であることから、市販の「ウグイスの糞」と称する商品は、ほとんどが別科ガビチョウ科のソウシチョウを飼育し得られた糞を原料に使用している。
※この「ウグイスのフン」の解説は、「ウグイス」の解説の一部です。
「ウグイスのフン」を含む「ウグイス」の記事については、「ウグイス」の概要を参照ください。
- ウグイスのフンのページへのリンク