ウォンビン(元嬪)・豊山洪氏:チ・ソンウォン-(渋谷はるか)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 14:27 UTC 版)
「イ・サン」の記事における「ウォンビン(元嬪)・豊山洪氏:チ・ソンウォン-(渋谷はるか)」の解説
ホン・グギョンの妹(実際の名前は不明)で正祖の側室。淑昌宮に住む。ヘギョングンらに気に入られ、側室にとクギョンを通しつつ王に進言(実際はヘギョングンらが既に決めており、これを強引に押し通す形だった)して宮中入りしたが、正祖がソンヨンと図画署で会っていたために初夜に来なかった事で、自分に対する攻撃材料を失くすために女官を帰らせた後に王が来たと偽証した。その本性はプライドが高く身分の低い者には尊大で横柄という、両班の女性の典型で、しかも被害妄想が強い上に狡猾。独断でソンヨンを呼び出し尋問しようとしたが、薬を届けに来た孝懿王妃に咎められて怒りを買い、「内訓(ネフン:婦女子の教訓の書)を持って来るように」と叱責されてしまう。しかもその憂さを晴らすかのように恵慶宮が依頼した屏風の作成にかこつけてソンヨン(チョビが同行していた)を呼び寄せ、自分の部屋で描かせるように頭ごなしに命令したり、蓮の花の謂われを説いたソンヨンに平手打ちをするなど陰湿な嫌がらせをしていく。54話で懐妊したと思われたが、実は想像妊娠だということが分かってしまう。自分の立場を守るために恵慶宮に偽証してしまった為に兄に泣きすがり、流産を装って事実を隠蔽しようとしたが、恵慶宮がこれに納得せず調査を要請した事と、兄から送られた益母草を飲んでいたのをソンヨンから聞いた孝懿王妃に想像妊娠を見破られ、事実が最悪の形で明るみに出てしまう。嘘に嘘を重ね、孝懿王妃に無実の罪を着せて保身を図ろうとした結果、「王室を騙した」として王妃らに叱責される。恵慶宮には「懐妊した後も知らずに益母草を飲み続けた」と兄と一族を守るべく偽証したものの、怒り心頭の王妃によって平民への降格を宣告されてしまう。許しを乞うために雨に打たれ続けた事と心労から体調を崩した後に病を発し、(「罰を受けた者の元に行く必要は無い」と王妃の見舞いをも止めた)恵慶宮からも許される事無く、兄に「これ以上屈辱を受けて生きるより、このまま死んだ方がマシです」「男の子を産みたかった」と言い残し、敢え無く息を引き取った。この一件でホン・グギョンは孝懿王妃に激怒し、彼女に対し恨みと復讐心を抱くようになり、これが後に完豊君の招聘へと繋がる。妹の無念を晴らすべくまた、口封じ の為の後の暗殺未遂事件へと繋がって全てを失ってしまう事となる。
※この「ウォンビン(元嬪)・豊山洪氏:チ・ソンウォン-(渋谷はるか)」の解説は、「イ・サン」の解説の一部です。
「ウォンビン(元嬪)・豊山洪氏:チ・ソンウォン-(渋谷はるか)」を含む「イ・サン」の記事については、「イ・サン」の概要を参照ください。
- ウォンビン・豊山洪氏:チ・ソンウォン-のページへのリンク