ウィンダム
英語のwin(~に勝つ)とdom(~の状態)を組み合わせた造語で、勝っている状態、常勝を意味する。初代モデルがデビューしたのは1991年9月。トヨタのFFセダンとしては最上位のランクだった。アメリカにも多く輸出し、モデル名はレクサスES300といった。
ボディタイプは4ドアのピラードハードトップで、ベースとなったのは当時のビスタ、カムリだが、前後オーバーハングを延長してサイズアップをはかった3ナンバーモデル。フロントに横置きしたエンジンは新開発のV6・DOHC・3L。駆動方式はFFだけ。ミッションは電子制御4速ECT-S。ダンパーを電子制御するTEMS仕様も選べた。スペック上の数字よりも基本をしっかり造り、上質感を売り物とする行き方は、日本のオーナー向け高級車の新しい方向だった。93年8月に2.5Lエンジン搭載車を追加。
96年8月、2代目に変わった。全長60mm、全幅20mm、ホイールベース50mmそれぞれ延びて、さらにビッグになった。エンジンは2.5Lと3Lで従来と変わらないが、それぞれ新世代ユニットに進化した。ミッションは前者が4速ECT-i、後者が電子制御フレックスロックアップ付き4速ECT-iE。一部グレードにスカイフックコントロール機能や、トラクションコントロールTRCを採用した。
99年8月、マイナーチェンジ。ヘッドランプをマルチリフレクタータイプにし、グリル、バンパーなどのデザインも変更した。ブレーキアシスト、イモビライザーシステムを装備。クルージングエディションというモデルを追加した。
3代目は2001年8月に登場した。従来型よりさらに大きくなった。ボディタイプは4ドアセダンで、搭載エンジンはV6・3L一機種に絞った。ミッションは新開発の5速AT。登降坂変速制御が付き、シフトコントロールを自動的に行う。グレードは3.0Gリミテッドエディション、3.0G、3.0Xの3シリーズ・6タイプ。最上級のリミテッドエディションにはVSCとTRCを装備する。
2003年7月、DVDボイスナビゲーション付きワイドマルチAVステーションを最新モデルに変え、情報ネットワークサービス「G-BOOK」への対応を可能とした。
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