インドシナ半島の名前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 04:06 UTC 版)
「チベット・ビルマ語派」、「ミャオ・ヤオ語族」、「タイ・カダイ語族」、「オーストロアジア語族」、および「チャム族」も参照 漢字文化圏に属したベトナムを除いて、伝統的にこの地域では姓はない。しかし、ラオス、カンボジアでも旧宗主国フランスの影響で父の名などを姓として名のうしろに付加するようになった。 ミャンマーには家系に共通の姓はなく、必要な時には両親いずれかの名と自分の名が併用される。戸籍名を付ける際には、その子が生まれた曜日によって頭文字を決め、ビルマの七曜制や月の名前、土地の名前等から名付けられることが多い。また成長につれ、隣近所で通用する幼名、学校内で通用する通称、大人になってからの自称など、複数の名をもつことが多い。外国との交渉(旅券等の発行や移住時に姓や氏の記入を求められる情況)では、便宜的に敬称や尊称や謙称(社会的地位のある男性であれば「ウ」、若い男性であれば「マウン」、成人女性なら「ドー」など)を使って、苗字とする場合もある。例えば、元国連の事務総長ウ・タントの「ウ」は敬称である(しかし、本人は謙遜故か「マウン・タント」と署名することが多かった)。 タイに関しては、タイの人名を参照。
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