インスタ蠅
別表記:インスタバエ
インスタ蠅とは?
インスタ蠅(インスタバエ)は「インスタ映え」をもじった表現であり、インスタ映えを狙って「映える被写体」に群がってモラルを欠いた振る舞いをするような一部の迷惑な人を罵る表現。五月蠅い(うるさい)印象をハエになぞらえられた言い方。むろんインスタ蝿という呼称はスラングであり蔑称である。
そもそも「インスタ映え」とは、写真共有サービス「インスタグラム(Instagram)」に投稿・共有した際「ひときわ映える」こと、および、そのようなオシャレでステキな被写体のことである。なお「映える」は「ば-える」と読まれる。
インスタグラムの利用者(若い女性が多い)のうち、特にミーハーな一部のユーザーは、映える写真を撮るために、こぞって話題の「映えスポット」に行ったり、オシャレなスイーツ屋に群がったりする。しかも、中には注文したスイーツを撮影するだけして食べ残したり、現地のマナーを全く理解していなかったりと、非常識な行動を取るものがいる。こうした「好物に群がる五月蝿い存在」という印象は、たしかにハエに通じるものがある。
インスタ蝿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 17:48 UTC 版)
Instagramを通じて使用開始以降に著名になる人も現れ、「インスタ映え」する写真が撮れるような料理や場所を提供することがビジネスとなった。そのため、フォロワーに「いいね!」をしてもらうために、おしゃれな食べ物を購入して写真だけ撮って捨てたりなど、写真映えのために社会的迷惑行為やマナー違反をする人々を、「映え」と害虫の「蝿(はえ)」をかけて皮肉る単語「インスタ蝿」という言葉も生まれた。読売新聞によると韓国式のアメリカンドッグ「ハットグ」を求める客が集まる新大久保周辺の住民は紙皿・串などの客のゴミのポイ捨てに悩まされている。読売新聞はツイッターによる迷惑行為ツイートである「バカッター」とともに批判的表現として適切だと評価している。インスタ映えを企図した危険行為が行われることもあり、伊良部大橋で観光客の男性が橋の欄干から転落死した事故や、おしらじの滝で観光客の男性2人が滝つぼに飛び込んで死亡した事故などが発生している。
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