イワサク・ネサクとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 宗教・信仰 > > 日本の神 > 日本の神 > イワサク・ネサクの意味・解説 

イワサク・ネサク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/02 06:30 UTC 版)

神産み神話(イザナギ・イザナミが生んだ神々) SVGで表示(対応ブラウザのみ)

イワサク(イハサク)・ネサクは、日本神話に登場するである。

概要

古事記』では石析神根析神、『日本書紀』では磐裂神根裂神と表記される。

『古事記』の神産みの段でイザナギ十拳剣で、妻のイザナミの死因となった火神カグツチの首を斬ったとき、剣の先についた血が岩について化生した神で、その次に石筒之男神(磐筒男神)が化生している。

『日本書紀』同段の第六の一書も同様である。第七の一書では磐裂神・根裂神の子として磐筒男神・磐筒女神が生まれたとし、この両神の子が経津主神であるとしている。

釈日本紀』などに引用されている『天書』逸文では、磐裂神は歳星(木星)の精、根裂神は熒惑(火星)の精とされる。[1][2]磐裂神と根裂神は栃木県に160社以上ある星宮神社の大部分で祀られている。

諸説

古事記伝』では、「石根析」というべき所を2つに分けて名附けた神名とし、「サク」は祝詞の「磐根木根踏みさくみて」の「さく」で、岩に凹凸があることを指したものとしている。

祀る神社

脚注

  1. ^ 経済雑誌社 編「釈日本紀 巻第五 述義一」『国史大系』 第7巻、経済雑誌社、1898年、583頁。doi:10.11501/991097https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/991097/305 国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ 経済雑誌社 編「釈日本紀 巻第六 述義二」『国史大系』 第7巻、経済雑誌社、1898年、589頁。doi:10.11501/991097https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/991097/308 (国立国会図書館デジタルコレクション)

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「イワサク・ネサク」の関連用語

イワサク・ネサクのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



イワサク・ネサクのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのイワサク・ネサク (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS