アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルとは? わかりやすく解説

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アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/24 19:35 UTC 版)

アレクサンドル ボリソヴィチ ゴリデンヴェイゼル
生誕 (1875-02-26) 1875年2月26日
ロシア帝国キシニョフ
出身地 ロシア帝国 ソビエト連邦
死没 (1961-11-26) 1961年11月26日(86歳没)
ソビエト連邦
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国モスクワ
学歴 モスクワ音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 ピアニスト
担当楽器 ピアノ

アレクサンドル・ボリソヴィチ・ゴリデンヴェイゼルロシア語: Алекса́ндр Бори́сович Гольденве́йзер英語風の転写例:Aleksandr Borisovich Goldenveizer、ドイツ語風の転写例:Alexander Borissowitsch Goldenweiser、チェコ語風の転写例:Aleksandr Borisovič Goľdenvejzer、1875年2月26日 - 1961年11月26日)は、ベッサラビア出身のロシアピアニストユダヤ系

概要

モスクワ音楽院ピアノアレクサンドル・ジロティパヴェル・パプストに、作曲セルゲイ・タネーエフアントン・アレンスキーならびにミハイル・イッポリトフ=イヴァーノフに学ぶ。1904年からフィルハーモニー協会附属学園の教授を務め、1906年より母校モスクワ音楽院でも教鞭を執り、1922年から1924年まで、および1939年から1942年までは院長も務めた。門弟にサムイル・フェインベルクグリゴリー・ギンズブルクタチアナ・ニコラーエワラザーリ・ベルマンニコライ・カプースチンがいる。また、第1回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で審査員長を務め、ヴァン・クライバーンラフマニノフ作品の演奏を「作曲者自身の演奏様式を思い出させた」と言って称賛した。

作品に3つの歌劇と2つの管弦楽組曲、《ダンテ序曲》、革命記念カンタータのほか、弦楽四重奏曲ピアノ三重奏曲(ラフマニノフの思い出に捧げられており、レオニード・コーガンムスティスラフ・ロストロポーヴィチと共に録音も残している)、ピアノ・ソナタ、ピアノのためのフーガが1曲ずつある。

ヴラディーミル・ソフロニツキースクリャービンの後継者と呼ばれ、軽やかなタッチと自由奔放なリズム感覚、幽玄な音色を特色としているのに対し、ゴリデンヴェイゼルは硬質なタッチとイン・テンポによる安定したリズム感とやや遅めのテンポ設定、旋律を纏綿と歌い上げる傾向においてラフマニノフの演奏様式に近い。スクリャービンの《幻想曲ロ短調》作品28の初演者である。

また、晩年のレフ・トルストイと非常に親しく(最期も看取っている)、回想録[1] も著している。

脚注

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注釈

出典

  1. ^ Golʹdenveĭzer, Aleksandr B. Vblizi Tolstogo. Moskva: Gos. izd-vo khudozhestvennoĭ literatury, 1959.




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