アル・シャバブとヒズブル・イスラムの台頭と衰退とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > アル・シャバブとヒズブル・イスラムの台頭と衰退の意味・解説 

アル・シャバブとヒズブル・イスラムの台頭と衰退

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/05 09:59 UTC 版)

ソマリア内戦」の記事における「アル・シャバブとヒズブル・イスラムの台頭と衰退」の解説

詳細は「アル・シャバブ (ソマリア)」を参照 しかし、イスラム法廷会議残存勢力内の若手集団は、ソマリア解放同盟とは別の集団アル・シャバブ結成したまた、これとは別に解放同盟穏健派ジブチ派)と強硬派エリトリア派)に分裂エリトリア派は他の3軍閥(ジャブハトゥル・イスラミア、ラスカンボニ旅団、ムアスカー・アノレ)と連合しヒズブル・イスラム名乗ったアル・シャバブ急速に力を伸ばし2008年8月には南部都市キスマヨ占拠2009年1月にはソマリア暫定議会のあるバイドア占拠5月にはジョハール占拠している。6月には首都モガディシュアル・シャバブ主導反政府勢力包囲されアフマド大統領によって外国軍支援求め声明出された。 ヒズブル・イスラムアル・シャバブ良好な関係を保ち、再解放同盟エリトリア派の領袖アウェイス師がヒズブル・イスラムトップに立つと、アル・シャバブとの統一戦線について発表するなどした。しかし、国内外イスラム過激派出身若手強硬派が多いアル・シャバブ思想的排外性が強く内戦生き残ってきた武装勢力連合であるヒズブル・イスラムとは一枚岩ではなかった。 9月入りアル・シャバブ南部都市キスマヨにおいて、彼らの傘下にないラジオ局焼き討ちしたことから緊張高まった9月下旬アル・シャバブヒズブル・イスラム互いに宣戦布告した10月上旬には問題になったキスマヨをめぐる攻防戦開始され初期の戦闘少なくとも15人が死亡したとされている。戦闘南部各地飛び火したが、10月中旬に入ると、ヒズブル・イスラム首都モガディシュ支配圏のうち一部アル・シャバブ明け渡しモガディシュ北部ヒーラーン州撤退して勢力活動維持はかった。 しかし、2010年2月キスマヨ支配権をかけてアル・シャバブ戦闘繰り広げていたヒズブル・イスラム軍閥ラスカンボニ旅団指導者ハッサン・トゥルキーが、突然アル・シャバブ合流したラスカンボニ旅団アル・シャバブ合流派とヒズブル・イスラム残留派分裂残留派ラスカンボニ運動呼ばれたが、5月に彼らはヒズブル・イスラム抜け暫定政府参加したラスカンボニ旅団ヒズブル・イスラム内でも再解放同盟エリトリア派についで二番目大きな勢力だったが、その勢力大部分が敵にまわり、大きく戦力削られヒズブル・イスラムは、これによってさらに追い込まれるになった勢いに乗るアル・シャバブヒズブル・イスラム勢力地を次々攻め落としソマリア南部大半掌握し12月になってヒズブル・イスラム議長アウェイスは、戦闘停止アル・シャバブへの合流発表した。ただしヒズブル・イスラム以外の支配地域への拡大はゆるやかで、アル・シャバブソマリア中部ガルガドゥード地域にあったガルムドゥグ大部分占領していたが、その西のイスラム神秘主義勢力アル・スンナ・ワル・ジャマー(ASWJ、暫定政府参加)と一進一退攻撃繰り広げ、のちガルガドゥード地域をASWJに奪われている。 2011年入りケニア軍がソマリア暫定連邦政府軍と共同することになり、事態変わった暫定政府となったラスカンボニ運動ジュバランド政府軍共同してアル・シャバブ攻撃したソマリア南部軍閥多く暫定政府軍に加わることになり、アル・シャバブ弱体化した4月になってケニアソマリア南西周縁に「アザニア国」を建設し5月にはソマリランド北端アウダル州独自に政治運動行ったアウダルランド)。さらに2011年11月には、エチオピア軍が中部ベレドウェインなどに再進出した。2012年にはアル・シャバブの重要拠点キスマヨソマリア暫定連邦支配下となった

※この「アル・シャバブとヒズブル・イスラムの台頭と衰退」の解説は、「ソマリア内戦」の解説の一部です。
「アル・シャバブとヒズブル・イスラムの台頭と衰退」を含む「ソマリア内戦」の記事については、「ソマリア内戦」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アル・シャバブとヒズブル・イスラムの台頭と衰退」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アル・シャバブとヒズブル・イスラムの台頭と衰退」の関連用語

アル・シャバブとヒズブル・イスラムの台頭と衰退のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アル・シャバブとヒズブル・イスラムの台頭と衰退のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのソマリア内戦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS