アルティメットビースト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/26 09:39 UTC 版)
「ビースト (X-メン)」の記事における「アルティメットビースト」の解説
ヘンリー・”ハンク”・マッコイは見かけから明らかに分かるミュータントであり、巨大なエイプの様な手足は少年に理不尽な憎悪と偏見を招いていた。子供の頃はずっと両親共々自らの遺伝的な状態を非難しており、事態をややこしくしないように彼は自らの計り知れない知能を隠す事にした。ハンクはコードネーム・ビーストを名乗り、アルティメットX-メンの設立メンバーとなった。彼はチームのなかでえり抜きのエンジニアという役割を担い、X-メンのブラックバード・X-ジェットやデンジャールームを頻繁にアップグレードしていた。 ビーストはストームと断続的に付き合いをはじめた。ストームは高い知能を持つ彼にぞっこんであったが、ビーストの劣等感はしばしば二人の関係の妨げとなっていた。彼はストームはプロフェッサーXにマインドコントロールされているのだと決めつけていた。ビーストはインターネットを通じて別の女性と付き合い始めマグニートーがまだ生きている事をうっかり漏らしてしまい、アルティメットウォーを引き起こしてしまった事がある。この時のチャットの相手「ミュータントのスーパーモデル・ナオミ」は実は情報を引き出そうとしていたブロブであった。 ハンクは天才級のIQを持っている。彼のミュータントとしての生体生理学は彼にサルの様な外見の他に超人的な力、スピード、スタミナ、反射神経、瞬発力、筋肉の連携力、平均感覚、両手で文章を書きながら足でタイを結べる程の器用さを与えている。ウェポンX計画によりハンクは更により動物的な姿に変え、かぎ爪、牙、拡張された感覚能力を手に入れ体全体をふさふさとした青い毛皮が覆うようになった。 ビーストはセンチネルの攻撃による瓦礫に押しつぶされて死んでしまった。彼の死はX-メン全員にとって暗い影を投げかけるものであったが、特に大きなショックを受けたのはストームである。しかし、ビーストは病院で回復した事が明らかになった。エグゼビアとニック・フューリーは彼の生存を秘匿し、エグゼビアは彼を占有するためにビーストに自分の家族やX-メンに定期的に訪問しているように信じ込ませた。普通の人間の外見を取り戻し、ハンクは現在アドミラル・ストライカーによる反ミュータントを目的とした政府の陰謀によって生み出されたミュータントを脅かすレガシーウイルスの治療法を研究している。エグゼビアの見かけ上の死(実際にはタイムトラベル)によって彼に施されていた精神的な押さえ込みが破れたことにより、皆からは死んでいると思われていることを知り、S.H.I.E.L.D.のために働かされている現状を打破することを考えた。ビーストはS.H.I.E.L.D.の管理を脱走し、エグゼビアの学園に向かっている。.
※この「アルティメットビースト」の解説は、「ビースト (X-メン)」の解説の一部です。
「アルティメットビースト」を含む「ビースト (X-メン)」の記事については、「ビースト (X-メン)」の概要を参照ください。
- アルティメットビーストのページへのリンク