アルゼンチン国鉄による車両の更新工事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:16 UTC 版)
「Toshiba (サルミエント線・ミトレ線用電車)」の記事における「アルゼンチン国鉄による車両の更新工事」の解説
1980年代以降、アルゼンチン国鉄の改革により、老朽化が進行していた車両に対し車両の更新工事が開始された。当車両に対する更新工事は長い期間を掛けて実施されたため、更新時期によりその内容は大きく異なる。民営化前に行われた第一の更新工事では、 一部車両の車内の化粧板を張り替え、床の緑色に塗られたモルタルを同色のビニールゴムに交換 塗装をクリームもしくは白色をベースに、サルミエント線用は水色の線を、ミトレ線用は朱色の線を窓下に配置し、前面に"FA"(Ferrocarriles Argentinosの頭文字)というロゴを描いたものに変更 対象の車両番号の車体に表記される形式名をM.U.からM.へ変更 という内容が施行された。この更新工事を受けた車両が纏った塗装は"FA2"もしくは"Tren Blanco"(白い列車)と呼ばれるものであり、並行して更新工事が施行された半鋼製のイギリス製電車にも採用された。これと並行して、更新工事の対象ではない車両に対しても以下のような車両の改造工事がなされた。 トイレが設置されていた車両に対しトイレの完全撤去を施行し、そこに設置されていた丸い小窓を客席部分と同型の大型窓へと交換 初期の車両に設置されていたラジオ受信用アンテナを撤去 丸い屋根であった1956年製の車両は屋根がそれ以降の車両と同じモニター屋根に順次改造され、新たに乗務員用の乗降扉を設置
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