アルケナシュ公国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 06:37 UTC 版)
「タザリア王国物語」の記事における「アルケナシュ公国」の解説
バルダ大陸東部の国。タザリア王国の十倍ほどの領土を持ち、技術、文化の発達した大国。首都はフランチェサイズ。アルケナシュ公国の繁栄は大陸全土に信徒を持つバスカニオン教によるものである。バスカニオン教の総本山を首都とすることで、教団の絶大な権力、財力、技術力の恩恵を受けている。逆に教団もアルケナシュ公国を利用して影響力を強めており、他国に侵略されることのないアルケナシュ公国も教団による内からの「侵略」に悩まされている。 フランチェサイズ アルケナシュ公国の首都。バルダ大陸最大の都市。バスカニオン教の総本山であるフランチェサイズ大聖堂があり、数多くの巡礼者がやってくる。大聖堂は南北に伸びる祈願大通り(オラショ・アベニュー)の行き止まりにある。そこには中央広場があって、活気があり夜でも人が絶えない。そこからは東西にも太い通りが伸びている。祈願大通り近くの裏通りには、市民に大人気の聖階暦2020年ごろにできた舞踏座がある。その舞踏座は南風舞踏座(エウロス)と呼ばれ、台詞のない舞踊劇を1日に昼と夜の2回上演している。 フランチェサイズ大聖堂 アルケナシュ公国の首都、フランチェサイズにあるバスカニオン教の総本山。荘厳な大聖堂本体の脇には長い白亜の建物が連なり、背後には修道院と学士院、それらに付属する家畜小屋や療養所などもあって、敷地全体でタザリアの王宮の7倍ほどもある。大聖堂の中には主、バスカニオンや少女神(コレツェオス)の像が置かれ、床は石版や装飾の入ったタイルが複雑な模様を描いているが、最も特徴的なものは着色硝子(ステンドグラス)である。色とりどりの硝子(ガラス)でバスカニオンや花、蝶、鳥、幾何学模様などが描かれている。ちなみにバルダ大陸で硝子技術を持つのはアルケナシュ公国だけである。
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