ナターシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 06:37 UTC 版)
(Natashi, 聖階暦2008年ごろ - )アルケナシュ公国にある南風舞踏座(エウロス)で最も人気のある踊り子。褐色の髪と肌が特徴的。2021年には首都フランチェサイズの庶民で彼女の名を知らない者はいないと言われるほどになった。 元はタザリア王国のエスタークという街の孤児で、ジグリットをはじめ仲間と一緒に暮らしていた。ジグリットが王宮へ連れて行かれ皇子の影武者となってから2年後(2018年)、リネア皇女の侍女アウラがナターシ達の家に放火し、仲間は全員死んでしまった。ナターシ自身は近所に住む遊女バルメトラに助けられたものの、顔の右半分に大やけどを負い生死の境をさまよった。その後2019年にバルメトラとともにフランチェサイズに移ってバルメトラの作った南風舞踏座の踊り子となり、やけどのあとを隠すため右半面を覆う仮面をつけるようになった。 アウラが放火したのはリネアがジグリットの帰る場所をなくそうとしたからだが、出自を隠したいジグリットからの命令だという嘘を火を放つ際にアウラが言ったため、それ以来ナターシはジグリットへの憎悪を抱くようになった。 ゲルシュタインに赴いてからはリネアの姦計により、フツの元で戦士としての訓練を重ねている。
※この「ナターシ」の解説は、「タザリア王国物語」の解説の一部です。
「ナターシ」を含む「タザリア王国物語」の記事については、「タザリア王国物語」の概要を参照ください。
- ナターシのページへのリンク