アメリカ輸出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 10:05 UTC 版)
『鉄腕アトム』での経験を活かして、テレビアニメ版は当初からアメリカ輸出を意識して製作された。アメリカでは既にカラー放送が主流になっていたことからカラーで制作。どんなエピソード順に並べても大丈夫なように、あるいはアメリカの放送コードに引っ掛かって放送できない回があった場合のために、原作の漫画は大河ドラマであったのに対して、主人公レオの成長物語ではなくなり、基本は1話完結のエピソードとなっている(実際には前編後編の2話で完結のエピソードも2組(11話と12話、34話と35話)ある)。特に黒人の描写には充分注意を払い、漫画的なカリカチュアライズした表現は用いず、登場させる際にも黒人を悪役にはしないなどの配慮が取られた。そのような妥協の甲斐もあって、『鉄腕アトム』に続き、アメリカの3大ネットワークの一角であるNBCが購入し、ネットワークでは放送されなかったものの、番組が販売され、『Kimba the White Lion』として放送された。
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