アメリカ合衆国の類似サービス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 09:31 UTC 版)
「フリーダイヤル」の記事における「アメリカ合衆国の類似サービス」の解説
アメリカ合衆国では、電話番号が"1-800"、"1-888"、"1-877"および"1-866"で始まる番号が着信課金サービスの番号である。英語では“トールフリー”(toll-free)とも呼ばれる。1桁目の"1"はアメリカの市外通話識別番号(日本を含めた他国では「0」だが、アメリカでは「0」がオペレータ扱い(日本で言うところの100番通話)の番号)であり、実際に着信課金サービスの番号に電話をかける際には、アメリカ国内からかける場合でも"1"を省略しないのが通例。というのは、宣伝で"1"をつけて案内するからである(800-XXX-XXXXと案内するよりも、"1-800-XXX-XXXX"と紹介したほうが、市外局番800の地域などと誤解されず、通話料無料の番号であると認識してもらいやすいというねらい)。 アメリカでは、1-800-GO-APPLEというように、電話番号をアルファベットを用いて表記することがある(日本では、大リーグのテレビ中継で、球場のフェンスに掲示された広告で見られる場合がある)。アメリカの電話機には、ダイヤルボタンに数字とアルファベットが併記されているためである(日本の携帯電話のダイヤルボタン部にも、これとよく似たものが多い)。各アルファベットに対応する数字は以下のとおり。 2:ABC 3:DEF 4:GHI 5:JKL 6:MNO 7:PQRS 8:TUV 9:WXYZ「Q」「Z」については、一部の電話機では割り当てられていなかったり、「0」にまとめて割り当てられている場合もある。 実際の発信される番号は各アルファベットに対応する数字である。例えば1-800-GO-APPLEの場合は、実際には1-800-46-27753にかけていることになる。英語では、日本語のように数字そのもので語呂合わせを作って記憶させやすくすることができないために、数字にアルファベットを振ることで語呂合わせを作っているのである。 日本では、新生銀行の米国内からの発信用の番号(着信課金番号だが、発信者にも通話料が発生する場合がある)が、+1-866-SHINSEIと案内されているが、+1-866-7446734の「7446734」を上記の方法でSHINSEIとしたものである。全国銀行協会発行の「キャッシュカードや通帳との盗難・紛失時のご連絡先」の冊子でも、2007年度版までは+1-866-SHINSEIとしてきたが、平成20年度版では、+1-866-744-6734の表記にされている。2012年2月時点での新生銀行のウェブサイトでは、「1-866-744-6734(SHINSEI=7446734)」または、「1-866-SHINSEI」と表記されている。 同様に、日本国内のナビダイヤルでは、かつてハローノキア(ノキア・ジャパンの問い合わせダイヤル)で、「0570-0-NOKIA」と表記することがあった(実際の番号そのものは、0570-066542だった、サービスは終了している)。 その他各国の類似サービスについては、着信課金電話番号を参照のこと。
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